細野晴臣、『横道世之介』の沖田監督新作で8年ぶりに映画主題歌を担当

主題歌を担当する細野晴臣(左)と『モヒカン故郷に帰る』主演の松田龍平
(C) 2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会 
主題歌を担当する細野晴臣(左)と『モヒカン故郷に帰る』主演の松田龍平
(C) 2016「モヒカン故郷に帰る」製作委員会 

『南極料理人』『横道世之介』の沖田修一監督が完全オリジナル脚本で挑む最新作『モヒカン故郷に帰る』。この映画の主題歌を細野晴臣が手がけることがわかり、この楽曲入りの特報が解禁となった。

[動画]解禁となった『モヒカン故郷に帰る』特報

細野が映画主題歌を担当するのは、『グーグーだって猫である』の主題歌「グッド グッド good good」以来8年ぶり。以前から細野の大ファンであった沖田監督からのラブコールを細野サイドが快諾。沖田監督とのディスカッションを経て、松田龍平演じる永吉のモヒカンにインスパイアされた主題歌「MOHICAN」が誕生した。

楽曲には、「Daddy、Oh My Daddy おいらは モヒカン」というフレーズが何度も出て来たり、「波に揺られて 船はユラユラリ こころフワフワ 海はキラキラ」と主人公が故郷に帰る心情を見事に捉えたりしている。

完成した楽曲を聴いた沖田監督は「思わず笑ってしまうほど、素晴らしい主題歌をいただきました。細野さんにこの詞を歌わせていいのか、と畏れ多くも嬉しい気持ちでいっぱいです」と話し、主演の松田も「島に住んでいるような、浮遊感のある心地の良い曲だと思いました。映画の雰囲気にぴったりで僕も嬉しいです。ぜひこの曲とともに余韻を楽しんで下さい」と絶賛!

本作は、モヒカン頭の売れないミュージシャンの永吉(松田龍平)が、恋人・由佳(前田敦子)の妊娠をきっかけに、瀬戸内海に浮かぶ故郷へ7年ぶりに帰郷。そんな息子に、相変わらず口うるさい頑固おやじの治は、悪態をつきながらも、孫が生まれることが嬉しくてたまらず、島民たちに声をかけ、大宴会が開かれる。だが永吉は、宴会の途中で倒れてしまい、運ばれた病院で、癌の余命宣告を受けるというストーリー。

2016年3月に広島先行、4月に全国拡大公開となる。

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