昭和天皇を演じた本木雅弘による玉音放送をノーカットで解禁!

『日本のいちばん長い日』
(C) 2015『日本のいちばん長い日』製作委員会
『日本のいちばん長い日』
(C) 2015『日本のいちばん長い日』製作委員会

70回目の終戦記念日を記念して、現在公開中の映画『日本のいちばん長い日』の劇中で一部が使われている、昭和天皇を演じた本木雅弘による玉音放送のノーカット版が8月15日に初解禁された。

[動画]解禁となった『日本のいちばん長い日』玉音放送ノーカット版

本作は、第二次世界大戦で日本が降伏を決定した8月14日から、15日に天皇による玉音放送で敗戦が伝えられるまでの緊迫の24時間を描いた半藤一利の傑作ノンフィクション「日本のいちばん長い日 決定版」を原作に、同じく半藤著書の「聖断」、さらに2014年に宮内庁から発表された「昭和天皇実録」を参考に、今だからこそ描ける歴史の裏側に迫った作品。

1967年に岡本喜八監督によって描かれた『日本のいちばん長い日』では、昭和天皇の姿は後ろ姿のバックショットのみで描かれていたが、本作では、日本映画史上はじめて正面から昭和天皇の姿を映し出している。

また、解禁となった玉音放送について、完成報告会見の際に本木は「映画の中で実際に使用された部分は少ないのですが、玉音放送も監督に全部きちんと読めるようにしておいてほしいということでしたので懸命に練習しました」と語っている。

撮影現場では、あえて史実と同じく2度録音された本木の玉音放送全文。この映画が終戦の一部始終を綴った作品であることから、8月15日に本木による昭和天皇の玉音放送完全版を解禁するに至ったという。

なお、余談だが、8月1日には昭和天皇がラジオを通じて国民に終戦を告げた「玉音放送」の音声を記録した原盤レコードが、戦後70年を経て宮内庁より音声とともに初めて公開されている。

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