【今週見るならこの映画！】『沈黙』シリーズで運試し？セガールほかドニー・イェンやクリント・イーストウッド監督作品が登場！

2015.02.20

アクション好き映画ファンなら一度は通る道、スティーヴン・セガール。彼の『沈黙の制裁』や、ジャッキー・チェンやジェット・リーに続いて香港アクションを牽引（けんいん）するドニー・イェンの『スペシャルID 特殊身分』をはじめ、名匠クリント・イーストウッド監督作品『アメリカン・スナイパー』も公開。ほかに、インド発の正統派サスペンス『女神は二度微笑む』や、日本の地下アイドルを追った『TOKYO地下IDOL』なども注目だ。

『沈黙の制裁』2月21日公開
〈『沈黙』くじで運試し？〉
ハズレもあるが当たりも大きい。よし、運試しに1本引いてみるか！──って屋台の1回300円で景品に「プレステ4」のあるおみくじではなく、レンタル屋でズラリと並んだわれらがスティーヴン・セガール主演『沈黙の○○』を前にしての話。正確にはシリーズではないものの、無敵のキャラクターを演じ続けて20数年。今回は腕利きの傭兵に扮し、ヴィニー・ジョーンズらを相手に大暴れする。悪役が光った『マチェーテ』など出張版セガールもいいけど、ホームの安定したセガールもやっぱりいい!? 当たりかハズレか結果は劇場で！

『スペシャルID 特殊身分』2月21日公開
〈ドニー・イェンが潜入捜査官に〉
ギレルモ・デル・トロ監督の『ブレイド2』や香港ノワールにガチンコアクションを盛り込んだ『SPL／狼よ静かに死ね』など、アクションスターとしてノリにノッている熱血漢ドニー・イェン主演の最新作が登場！正義のヒーロー役が多いわりに「ちょっと悪人顔だよね」なんていじられもしてきたが、本作では黒社会に潜った潜入捜査官というから無問題!? 女性警官と手を組んで事件解決に挑む。スタント・コーディネーターをつとめたのはこれまでにもドニー作品で手を組み、『るろうに剣心』シリーズではアクション監督を務めた谷垣健治。ドニーの代名詞ともいえる後ろ回し飛び蹴りも炸裂だ！

『アメリカン・スナイパー』2月21日公開
〈イーストウッドの手腕に身をゆだねろ！〉
『ミリオンダラー・ベイビー』『グラン・トリノ』などの名匠クリント・イーストウッド監督が、『アメリカン・ハッスル』などのブラッドリー・クーパーを主演に迎えた戦争ドラマ。アメリカ海軍特殊部隊ネイビー・シールズに所属し、狙撃手として〝伝説的な“活躍をしたクリス・カイルの自叙伝を基に描く。4回にわたるイラク戦争を通し心に傷を負い……と小難しい話はナシにして、もはや神の域ともいうべきイーストウッドの手腕に身を任せよう。

『女神は二度微笑む』2月21日公開
〈インド発の正統派サスペンス〉
行方不明となった夫を捜しにインドを訪れた主人公の捜索劇を描くサスペンス。「インド映画？歌って踊るんでしょ？」なんて敬遠していたあなたも、見れば気づくはず。謎が謎を呼びあっと驚く展開に、本格派のサスペンス・エンターテインメントだっていうことを。『きっと、うまくいく』『マダム・イン・ニューヨーク』など、歌やダンスだけではない作品が増えているインド映画の“今”を感じられる1本です。

『TOKYO地下IDOL』2015年2月21日公開
〈地下アイドルドキュメンタリー映画〉
アイドル戦国時代とも称されるなか、地下アイドルとは何ぞや？と調べると「比較的小規模なライブを中心に活動しているアイドル」とのこと（コトバンクより引用）。AKB48などのメジャーアイドルとは一線を画し、インディーズで切磋琢磨しているアイドルたちだ。だが、今年は地下アイドルの代表格ともいえる「仮面女子」が、11月にさいたまスーパーアリーナで単独ライブを予定するなど大きな変化が？同作ではそんな地下アイドルと呼ばれるグループの中から、CANDY GO!GO!や並木橋ハイスクール、チャッキーズ∞インフィニティなどにカメラが密着。地下アイドルの素顔を垣間見られるドキュメンタリーだ。

（文：中村好伸）