『寄生獣』が劇場公開前に冒頭10分以上の映像をテレビ放送！

2014.11.25

『寄生獣』と『寄生獣完結編』の2部作で実写映画化される『寄生獣』。その冒頭10分以上の映像が、映画館での公開を前にテレビ放送されることが分かった。

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同作は、1990年より「月刊アフタヌーン」で連載され、連載終了から20年経った今なお愛され続けている人気コミックの映画化。人間に寄生し、人間に擬態し、人間を捕食する新種の寄生生物が出現するなか、染谷将太扮する高校生の泉新一と、彼の右手に寄生した“ミギー”との、奇妙な友情と戦いの物語が描かれていく。

主演は前述のように染谷で、ほかに深津絵里、阿部サダヲ、橋本愛、東出昌大、浅野忠信ら実力派俳優が結集。監督・VFXをつとめるのは、『永遠の0』（興収87.4億円）と『STAND BY MEドラえもん』（興収82億円突破）を大ヒットに導いた山崎貴だ。

本作は、第27回東京国際映画祭のクロージング作品としてとしてプレミア上映され、その後行われているマスコミ試写会でも人気を博している。そうしたなか、映画の製作サイドが「映画をイチ早く多くの人に見せたい」と考え、今回のテレビ放送が実現した。

放送されるのは、日本テレビが11月24日から4夜連続で放送する『カウントダウン寄生獣』（毎晩24時54分〜）の最終日（11月27日）。『寄生獣』本編を冒頭から10分以上放送することが決定しているが、どこまで放送するのかは未定という。また、同番組は日本テレビ関東エリア以外のエリアでも、同時ないしは順次放送していく予定だ。

この件について、『寄生獣』の佐藤プロデューサーは「映画はやはり映画館で見てこそ本来の面白さが出るものだと僕自身思っています。それでもなおこの映画『寄生獣』の本編を頭から放送してしまおうと思ったのは、本当に完成した映画がすごくて、この映画を伝えるには、もうこの映画自体を見せるのが一番だと思えたからです」とコメント。同プロデューサーは過去に『デスノート』を冒頭から10分間放送した実績があり、「今回はそれを上回りたいと思っています。どこまで見せてしまうのか、ぜひテレビの前で目撃してください」と話している。

『寄生獣』は11月29日より全国公開。『寄生獣完結編』は2015年4月25日より全国公開となる。