園子温新作『TOKYO TRIBE』がトロント映画祭に出品。3年連続受賞の快挙なるか？
(C) 2014 INOUE SANTA／"TOKYO TRIBE" FILM PARTNERS
「世界初のバトル・ラップ・ミュージカル映画」をうたう園子温監督最新作『TOKYO TRIBE』が、第39回トロント国際映画祭（現地時間9月4日〜9月10日開催）に正式出品されることがわかった。
・園子温監督作『地獄でなぜ悪い』がトロントでミッドナイト・マッドネス部門観客賞に！
同映画祭は1976年に創設されたノン・コンペティション形式の映画祭。審査員の投票で決まるコンペ部門がない代わりに、観客の投票で決まる「観客賞（ピープルズ・チョイス・アワード」がある。
今回『TOKYO TRIBE』が出品されるのは、そのなかのミッドナイト・マッドネス部門。世界でもっとも熱いファンが集うといわれる部門で、園監督は2013年に同部門に『地獄でなぜ悪い』を出品し、見事、観客賞に輝いている。
また、2012年には『希望の国』で、トロント国際映画祭の併設賞の1つであるNETPAC賞（最優秀アジア映画賞）を受賞しており、今回、『TOKYO TRIBE』が賞を獲得すると、同映画祭で3年連続受賞の快挙となる。
なお、園監督は「熱狂的な映画ファンが集まる部門のオープニングで上映されるのは純粋に嬉しいです。この作品は、エンターテインメントに徹しました。この間、この作品にも出演している俳優の北村昭博くん（L.A.在住、代表作『ムカデ人間』等）から、L.A.のバーで、黒人のヒップホッパーたちが『日本でラップミュージカル映画が作られたらしい。日本に先を越されたなんてくやしい』と話していたと聞きました。トロントには海外から参加する人も多いので、どんな反応が返ってくるのか非常に楽しみです」とのコメントを寄せている。
『TOKYO TRIBE』は8月30日より新宿バルト9ほかにて全国公開となる。
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