「男に二言はない!」アントニオ猪木が初主演作について語った

映画祭大使を務める木村佳乃(左)とグリーンアンバサダーを務める杏(右)
映画祭大使を務める木村佳乃(左)とグリーンアンバサダーを務める杏(右)
映画祭大使を務める木村佳乃(左)とグリーンアンバサダーを務める杏(右)
左から辻仁成、木村佳乃、杏、アントニオ猪木

第22回東京国際映画祭のラインナップ発表記者会見が9月16日に、映画祭のメイン会場となる六本木ヒルズで行われた。

チェアマンの依田巽や財団法人 日本映像国際振興協会理事長の高井英幸が挨拶、映画祭について語った後に登場したのは、木村佳乃と杏。昨年に引き続き映画大使を務めることになった木村は、「大変光栄に思っています。微力ながら頑張ります」と挨拶。一方、エコロジーがテーマの映画祭でグリーンアンバサダーを務めるのが杏。「映画祭を楽しみながら、地球環境問題について考えてもらえれば」と語っていた。

その後、コンペティションの出品作品『ACACIA』を監督した辻仁成と、この作品で初主演を果たしたアントニオ猪木も登場。猪木は「元気ですか!」と記者たちに力強く呼びかけてから、「不安もありましたが、初めての、非常にいい経験をさせてもらいました」と初主演の感想を口にした。ホテルのロビーで偶然出会った辻からいきなり出演依頼をされ、1〜2分考えてから承諾。辻から「男に二言はないね」と念押しされ、「ない」とうなずいたというが、猪木は「選んでもらったので、1回やってみてもいいかな、と。映画に出るなんて思いもしなかったけど、一寸先はハプニングかなって……」と照れくさそうに話していた。

猪木演じる心優しい元プロレスラーと孤独な少年の絆を描いた作品で、辻が、真剣に役作りをしていた猪木の真面目さを伝えると、猪木は、「言われた通りにやらせていただいた」と謙虚に語り、そして、息子を亡くしたという自らの辛い経験を交えながら、撮影を振り返った。

第22回東京国際映画祭は10月17から25日まで開催される。オープニングではは『WATARIDORI』のジャック・ペラン監督の新作『オーシャンズ』、クロージングでは、全米で大ヒットした『カールじいさんの空飛ぶ家』が上映される。また、初日に、『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督が12年ぶりに手がけた『アバター』のフッテージである『アバター・スペシャル・プレゼンテーション』が上映されるのも大きな話題。審査委員長を『バベル』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督、審査委員を原田美枝子、イエジー・スコリモフスキ、キャロリーヌ・シャンプティエ、ユ・ジテ、松本正道が務めるという。

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