休業宣言のレオナルド・ディカプリオ「時間をかけて作ったから休みが必要だった」

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のニューヨークプレミアより。ジョナ・ヒル(左)とレオナルド・ディカプリオ(右)
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のニューヨークプレミアより。ジョナ・ヒル(左)とレオナルド・ディカプリオ(右)

休業宣言で話題を集めるレオナルド・ディカプリオが、現地時間12月17日夜(日本時間12月18日朝)にニューヨークのジーグフェルド・シアターで開かれた『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のニューヨークプレミアに登場。この映画にこめた熱い思いを口にした。

ディカプリオ、休業を否定。「ちょっと休憩が必要だ」と言ったら「引退」と書かれた

本作は、マーティン・スコセッシ監督とディカプリオが5度目のタッグを組み、貯金ゼロから年収49億円を達成した男のダイナミックな成功とセンセーショナルな破滅を描いた実話に基づく野心作。先日休業宣言が発表されたばかりで、主演のほか製作もつとめるディカプリオにとっては、6年も温めてきた渾身の企画だ。

現地時間12月12日に発表となった、アカデミー賞前哨戦と言われるゴールデングローブ賞では、ミュージカル・コメディ部門で作品賞とディカプリオの主演男優賞の2部門にノミネートされ、賞レースでも注目が集まっている本作。それだけにこの日は、黄色のタイトルロゴ入りのブラックカーペットに全米と海外をあわせて約300人のメディア関係者が詰めかけた。

そうしたなか、ディカプリオはアルマーニに身を包み会場に登場。「これまで商業的に成功するような作品を作ってきたが、この作品はちょっと違う。僕が本当にやりたいと願ってきた作品なんだ」と映画への意気込みを語ると、「(『ウルフ〜』を撮り終えて)すでに10ヵ月休んでいる。この映画は、作品に関わった全員がアドレナリン全開で、毎日テンションを上げていかなければならない作品だった。この映画をどれだけ長い時間をかけて作ったかという現実からすると、休みが必要だったんだ。次に出る作品はまだ決まっていないからそれまでは休むけれど、もしかしたら、それは明日見つかるかもしれないしね」と休業についても触れた。

一方、スコセッシ監督は「みんなが気に入ってくれることを祈っているし、(アカデミー賞について)もしノミネートされたらそれはすごく素晴らしいこと。日本のみんなにも早く見てもらいたい。日本の文化と人が好きなので、またなるべく早くいきたいと思っているよ!」と日本のファンにアピールしていた。

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は2014年1月31日より全国公開となる。

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