女性版『ロッキー』の“スポ根”ドラマ『タイピスト!』がフランス映画祭2013観客賞受賞

『タイピスト!』
(C) 2012 – copyright : Les Productions du Tresor- France 3 Cin3ma - France 2 Cinema - Mars Films - Wild Bunch - Panache Productions - La Cie Cinematographique - RTBF (Television belge) (C) Photos - Jair Sfez.
『タイピスト!』
(C) 2012 – copyright : Les Productions du Tresor- France 3 Cin3ma - France 2 Cinema - Mars Films - Wild Bunch - Panache Productions - La Cie Cinematographique - RTBF (Television belge) (C) Photos - Jair Sfez.

フランス映画祭2013で、キュートでポップなサクセスストーリー『タイピスト!』が、最高賞となる観客賞を受賞した。

デボラ・フランソワが「ライバル女優は殺すくらいの意気込み」と役への思いを激白!

同作は、タイピストが女性の憧れの職業だった1950年代のフランスを舞台に、タイプ早打ち大会で優勝を目指す田舎娘の奮闘を描いた作品で、“女の子版『ロッキー』”とも言うべき痛快な“スポ根”物語だ。タイプ早打ち大会は、かつて本当に行われ大ブームを巻き起こしていた大会で、その壮絶な戦いぶりはスポーツと同じような興奮を与えてくれる。

フランスでは2012年に公開され、新人監督作品ながら初登場2位のヒットを記録。また、ドイツ、シンガポールなどでもヒットを記録し、約30ヵ国で公開されることがすでに決定しているほか、アカデミー賞受賞作品『アーティスト』の全米配給で知られるワインスタイン・カンパニーが、次にヒットするフランス映画として『タイピスト!』の全米配給権を獲得・公開するなど、各国で注目を浴び続けている。

ヒロイン役を演じたデボラ・フランソワの爽やかな魅力も見どころで、“現代のオードリー・ヘプバーン”とも称され、これがデビュー作となるレジス・ロワンサル監督の才能にも注目が集まっている。

『タイピスト!』は8月17日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次公開される。

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