ロカルノ映画祭で『さや侍』を上映。松本人志監督、感激の涙

感激に目を潤ませる松本人志監督
感激に目を潤ませる松本人志監督
感激に目を潤ませる松本人志監督
ロカルノ国際映画祭のピアッツァ・グランデ部門上映会の様子。左から松本人志監督、熊田聖亜、野見隆明(奥)、板尾創路
舞台挨拶の様子

8月12日の夜(現地時間)に第64回ロカルノ国際映画祭のピアッツァ・グランデ部門で松本人志監督の『さや侍』が上映された。上映前には松本監督とキャストの野見隆明、熊田聖亜、板尾創路が舞台挨拶。10歳の熊田は「スイスという素晴らしい所に来られたのも松本監督のお陰で、すごく感謝しています」と参加の喜びを語っていた。

ロカルノ国際映画祭に参加の松本人志、舞台挨拶がウケ過ぎて困惑!

ピアッツァ・グランデ部門は同映画祭のメインイベントのひとつで、町の中央広場ピアッツァ・グランデに幅約26m×縦約14mの巨大スクリーンを設置し、招待作品を夜間上映するもの。

上映後、約8000人の観客からの拍手に包まれた松本監督は感激した様子で目を潤ませ、両手を高々と挙げて立ち上がり拍手に応えていた。

あとで、そのときの気持ちを聞かれた松本監督は「何か気の利いたことを言いたいが、言葉が出ないというか……」と語り、「一瞬ですけど、このあたりに部屋を借りようかなと思った」とかなり感激していたことを告白した。

また、目が潤んでいたことを指摘されると「最近、しっかり寝てないんで」とごまかしつつ、「まずあの会場に足を踏み入れたときに、『何だこの感じ』という会場の雰囲気がすごかった。正直言ってこれほど完璧に受け入れてもらえるとは思わなかったので、どうしようかと思っている」と喜びのあまり少々戸惑い気味。「子どもが生まれたことが影響しているのか」と聞かれると「そう言わざるを得ないというか、丸出しですよね」と素直に答えていた。

また、記者会見も行われ、『さや侍』に出演しなかった理由を聞かれた松本監督は、「僕は日本では有名すぎるので、あえて顔を出さずに裏方に徹して1本、撮ってみたかった」と説明。作品のテーマについては「今回は、見た人の感情をどれだけ揺り動かせるかが1つのテーマだった。コメディとシリアスの綱引きのような映画になればいいと思っていた」と話していた。

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