妻夫木聡と松山ケンイチが『マイ・バック・ページ』舞台挨拶で挫折の日々を告白

客席に手を振る妻夫木聡(左)と松山ケンイチ(右)
客席に手を振る妻夫木聡(左)と松山ケンイチ(右)
客席に手を振る妻夫木聡(左)と松山ケンイチ(右)
写真左から山下敦弘監督、忽那汐里、妻夫木聡、松山ケンイチ、中村蒼、韓英恵
写真左から忽那汐里、妻夫木聡、松山ケンイチ、中村蒼、韓英恵
写真左から忽那汐里、妻夫木聡、松山ケンイチ
妻夫木聡
妻夫木聡(左)と松山ケンイチ(右)
松山ケンイチ
妻夫木聡
中村蒼
忽那汐里
韓英恵
忽那汐里
韓英恵
山下敦弘監督

評論やエッセイで知られる川本三郎の朝日新聞社記者時代の実体験を綴った同名回想録を映画化。1960年代末から70年代初頭という激動の時代を舞台に、何かを変えられると信じていた若者たちの熱い日々を描いた『マイ・バック・ページ』。この映画が5月28日に公開となり、新宿ピカデリーで行われた初日舞台挨拶に、キャストの妻夫木聡、松山ケンイチ、忽那汐里、韓英恵、中村蒼と、山下敦弘監督が登壇した。

[動画]『マイ・バック・ページ』予告編
『マイ・バック・ページ』初日舞台挨拶、その他の写真

冒頭で妻夫木は「この作品はじっくりとみんなで作り上げていった作品。1人でも多くの方にこの思いが伝わるよう、みなさんが口コミで広げてくれたら嬉しい」と挨拶。松山は「今朝、犬の散歩をしているときに雨が降っていたので、あきらめて来ない人もいるんじゃないかと思っていたのに、たくさんの方が来てくれて嬉しく思います」と感謝の言葉を述べていた。

本作は、妻夫木演じる記者が松山扮する革命家と出会うことで、人生が変わっていく物語。そこにかけ、司会からは「人生を左右するような出会い」を尋ねる質問が寄せられた。これに「役者になったこと自体が運命的な出会い」と答えたのは妻夫木。「元々、役者になろうと思っていなくて、人並みに芸能界には興味があったが、すごく舐めていた。誰でもできると思っていたが、いざ、やってみたら何もできなくて挫折。それが悔しくて、それからはガムシャラになって頑張ってきた」と話していた。

松山の出会いも、妻夫木同様、仕事。「16歳で上京したが、20歳くらいまでずっとバイトがメインだった。バイトをしに東京に来たみたいで、『俺って役者? それともフリーター?』と悩んだり葛藤していたりしていた」と告白。それでも継続して来たからこそ今の自分があると続け、「1ヵ月で人生がコロッと変わることもあるかもしれないが、大体は徐々に変わっていくもの。継続している人にチャンスは来るのかなって思う」と語っていた。

一方、忽那は「上京するときに家族の元を離れて祖父母の家に預かってもらった」と明かすと、その家族と再び一緒に暮らせることになったときの気持ちを吐露。「(家族と暮らすという)それまで当たり前だと思って麻痺していたことが、当たり前ではないことに気づいた。それが一番大きな出会い」と話していた。

またこの日は、原作者・川本からの手紙も読み上げられた。それを受け妻夫木は、「川本さんとは何回も会って話しをさせてもらったが、(撮影中に)川本さんに会おうとはあまり思わなかった。どこか、答え合わせをしてはいけないと意識的に思っている自分がいた」と当時の心境を振り返ると、最後は客席に向かって、「1度しかない人生だから良いことも悪いこともあると思うが、みんなと前に進んで行けたらいいなと思う。ぜひこれから、僕らの時代を作りましょう?」と語りかけていた。

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