視聴者からのリクエストが相次ぎ、人気ドラマ『新参者』を映画化！

2011.05.28

昨年放映され好評を博した泣けるヒューマンミステリー『新参者』。今年の正月にも続編となる新春スペシャルドラマ『赤い指』が放映され話題を呼んだが、このドラマが『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜（仮題）』として映画化されることが明らかになった。

同作は人気作家・東野圭吾の小説「加賀恭一郎」シリーズをドラマ化。劇場版では、シリーズ9作目に当たる「麒麟の翼」が映像化される。この「麒麟の翼」は、東野自身が「シリーズ最高傑作」と認める珠玉作で、今年3月に発売されて以来、約2ヵ月で30万部突破の売り上げを記録している。

主演の阿部寛をはじめ、黒木メイサ、溝端淳平ら、ドラマのレギュラーメンバーが劇場版にも出演する。今回の映画化について阿部は「映画は2時間というサイズ。スピード感のある加賀の洞察捜査を楽しみにしてほしいと思います」とコメント。

また原作者の東野は「『新参者』『赤い指』に続いての映像化の申し出をいただいたことを光栄に思います。特に今回は映画ということで、阿部寛さんの加賀恭一郎を大きなスクリーンで見られると思うと、作者としても非常に楽しみです」と語った。

プロデューサーの伊與田英徳は、「昨年のドラマと新春スペシャルドラマの放映後、もっと加賀恭一郎を見たいという声を、たくさんの視聴者の方から頂戴しました。加賀シリーズは東野さんの傑作シリーズだし、長く映像化していきたいと思っており、ついに今回、最高傑作と言える素晴らしい原作と出会ったことで、ぜひ映画で表現したいと思った」と、映画化の経緯について説明した。

『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜（仮題）』は、日本橋で胸を刺され、翼のある麒麟像の下で亡くなった男性の死を巡る物語で、阿部が演じる名刑事・加賀恭一郎が真実を解き明かしていく。『赤い指』に出演した山崎努、田中麗奈も出演する。

撮影は5月12日にクランクイン。日本橋や人形町など都内で行われ、7月上旬にアップ。2012年1月に公開される予定だ。