高熱に吐き気、床を這いながらトイレヘ。トム・ハンクスがコロナ発症を振り返った

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トム・ハンクス
トム・ハンクス

3月に新型コロナウイルスに感染、発症したトム・ハンクスが、自身の経験を改めて詳細に語った。

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ラジオ番組でハンクスは妻のリタ・ウィルソンと滞在先のオーストラリアで感染が確認され、地元の病院などで2週間の隔離生活を送った。ハンクスは「体が少し痛く、ひどい倦怠感がありました」と振り返る。地元の病院には3日間入院したが、少しストレッチ運動をしようとしたところ、ルーティンの半分もこなせないうちに疲れ果ててしまったと言う。「医師だったのか看護師なのか、誰かは分かりませんが、私たちが隔離されていた陰圧室に入ってきた女性に『気分はいかがですか?』と聞かれて、『変なんです。簡単なストレッチとエクササイズをしようとしたら、半分もできなくて』と答えたら、呆れたような表情で『あなたはCOVID-19に罹っているんですよ』と言われました」

ハンクスによると妻の症状はより重く、「高熱に加えて、味覚と嗅覚を失いました。3週間近く、何を食べても美味しいと感じなかったそうです」「吐き気もひどく、ベッドから床を這いながら、トイレに行く状態がしばらく続きました」と語った。

夫妻は共に63歳だが、どこでウイルスに感染したか心当たりはないという。2週間の自主隔離を経てアメリカに帰国してからも、ロサンゼルスで隔離生活を続けている。

夫妻は新型ウイルスへのワクチン開発に協力し、研究機関に血液を提供した。「私たちの抗体が役立つかどうか、返事が来るのを待っています」とウィルソンは話している。

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