水谷豊、監督第2作で邦画初ドルビーシネマ採用「映画の進化感じた」

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左からLiLiCo、水谷豊、会田正裕撮影監督
左からLiLiCo、水谷豊、会田正裕撮影監督

水谷豊が、5月6日にMOVIXさいたまで行われた『轢き逃げ−最高の最悪な日−』のドルビーシネマ上映会に、会田正裕撮影監督、LiLiCoとともに登壇した。

『轢き逃げ−最高の最悪な日−』ドルビーシネマ上映会、その他の写真

同作では、水谷が、監督・出演をするほか、初めて脚本を手がける。ある地方都市で起きた交通事故で1人の女性が命を落とし、轢き逃げ事件として捜査が始まる。加害者、被害者だけでなく、平穏な日常から否応なく事件に巻き込まれる人々が抱える心情、隠された思いが浮き彫りになっていくストーリーだ。邦画初のドルビーシネマも採用され、最先端の光学・映像処理技術で、これまでより鮮やかでリアルな映像・サウンドを堪能できる。

水谷は、「この映画が日本初のドルビーシネマの上映で嬉しく思っています。(前作の)『TAP』が終わって、次の作品の話をしているうちに、サスペンスタッチの作品が見てみたいというプロデューサーの声を聞いてから、2時間後に出てきたアイデアが本作でした。脚本を書いているときは、とにかく夢中でした」と作品の構想を振り返る。

また、ドローンで撮影された冒頭のシーンについて、会田撮影監督は、「まさかあんなに長いカットだと思っていなくて、許可が取れるのか、実際にできるのか心配でしたが、たまたまそこに川があり、撮影することができました」と安堵の表情。水谷は「会田さんにはイメージだけをお伝えしました。『それってできます?』と聞いたら、ドローンを使えばできます、と。その撮影が決まるまでがまず、我々にとってのサスペンスでした」と冗談交じりに語った。

最後に、水谷は、「昔は映画に行くということが、別世界に行くような感覚だった。日常とはまた違う世界に行くことが喜びでもあり、ワクワクして映画館に行ったものです。それが今回、ドルビーシネマということで、さらなる別世界に行ける時代になったのだなと思うと、映画の進化を感じることができる作品に携われた、特別な体験でした」とアピールした。

『轢き逃げ -最高の最悪な日-』は5月10日から全国公開となる。

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