年内引退の滝沢秀明、今年の漢字は「行」。「さよならではなく行ってきます」

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滝沢秀明
滝沢秀明
滝沢秀明
滝沢秀明と仲村トオル
山本美月
山本美月
仲村トオル
長塚京三
石丸幹二
工藤阿須加
内片輝監督
左から山本美月、石丸幹二、仲村トオル、滝沢秀明、長塚京三、工藤阿須加、内片輝監督

俳優の滝沢秀明が12月12日、ヒューリック東京で行われた『連続ドラマW 孤高のメス』完成披露試写会に、仲村トオル、工藤阿須加、山本美月、石丸幹二、長塚京三、内片輝監督と共に登壇。今年いっぱいで芸能活動引退を発表している滝沢は、今年の漢字を聞かれると「行」と発表。その理由として「今回のことは『さよなら』ではなく『行ってきます』という意味なので」と発言していた。

滝沢秀明が登壇した『連続ドラマW 孤高のメス』完成披露試写会、その他の写真

本作は、作家であり現役の医師でもある大鐘稔彦の原作「孤高のメス−外科医当麻鉄彦−」を実写ドラマ化。腐敗した医療体制のなか、患者と向き合い続けた医師・当麻鉄彦(滝沢)の奮闘と、彼を取り巻く病院内外の人々の葛藤を描いた人間物語。

滝沢にとって初の外科医役となったが「自分の信念を持っていて、どんな状況でもブレずに進んでいく姿は、男から見ても格好いい」と共感できる役柄だったことを明かすと「当麻という男から多くの刺激を受けています。彼のような大きな男になりたい」と語った。

劇中、滝沢演じる当麻に影響を受けて成長していく医師・青木隆三を演じた工藤は「テレビで見ていた方。最初はどういう方かわからず、怖い一面もあるのかもと思っていましたが、現場では緊張している僕に積極的に声をかけてくれるなど、劇中と同じような関係性を築いていただきました。滝沢さんに出会えたことは、僕のなかでは宝物です」と絶賛する。

一方、今回滝沢と初共演となった仲村は「幼いころから日の当たる王道のど真ん中を歩いている人の持つしなやかさを感じていました。でも実際会うと、このしなやかさは何度も壁にぶつかってきたからこそまとえているものなんだなと思いました」と独特の表現で評価すると、滝沢は仲村に対して「小さいころからテレビで見ていた方。実際お会いしてもテレビで見ていたのと同じ格好いい方でした」と感想を述べた。

また、滝沢とは20年ぶりの共演となった長塚は「初めて会ったのは彼が15歳ぐらいのときかな」と当時を振り返ると「そのときから芸風が変わらない。台本を信じることからはじめ、深く静かに一人で情熱を秘める感じ」と現場での佇まいを称賛。続けて「ますますクールさに磨きがかかり、20年前に彼の保護者を演じていたおじさんとしては、ここまで立派になってうれしいです」と笑顔を見せていた。(text&photo:磯部正和)

『連続ドラマW 孤高のメス』は、2019年1月13日よりWOWOWプライムにて毎週日曜午後10時から放送(全8話、第1話無料)