萩本欽一、「欽ちゃん」と言われると「じいちゃん」って聞こえる!?

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萩本欽一
萩本欽一
萩本欽一
土屋敏男監督と萩本欽一
土屋敏男監督と萩本欽一

萩本欽一、最初で最後のドキュメンタリー映画『We Love Television?』が、9月16日に浅草で開幕した第10回したまちコメディ映画祭in台東でワールドプレミア上映され、萩本と土屋敏男監督が来場! 浅草公会堂前に敷き詰められたレッドカーペットを歩いた後、舞台挨拶に登壇した。

[動画]欽ちゃんのドキュメンタリー映画『We Love Television?』予告編

人力車に乗って登場した萩本と土屋監督は、晴れの映画祭ということでタキシード姿。「コメディ映画祭って言ってるのに、ドキュメンタリー映画を持ってくるなんてバカかっ! って(笑)。でも衣装はタキシードを久しぶりに用意してくれていて、着たよ」と周りの笑いを誘った。沿道からは「欽ちゃーん!」という声援が。これに萩本は「久々に街で『欽ちゃん!』と言われると『じいちゃん!』って聞こえるね(笑)」と語り、さらなる笑いを誘った。

テレビマンとしてこれまで数々の人気バラエティを手掛けてきた日本テレビの“T部長”こと土屋氏だが、映画を撮るのはこれが初めて。『進め!電波少年』では若手芸人を“誘拐”し、奇抜な企画に強制参戦させてきたが「ついに超ベテランに手を伸ばしてしまいました(笑)」と語る。

映画祭のオープニングイベントでは、今年のコメディ栄誉賞に輝いた小松政夫、オープニング作品『blank 13』の斎藤工監督、同作主演の高橋一生らと並んでステージに登壇。萩本は、満員の客席を見やり「高橋一生さんに握手してもらいました! ホントによかったぁ」と語り、会場を笑いに包んだ。

また、上映前の舞台挨拶では、本作制作に至る経緯について萩本が「ある日(土屋監督が)いきなりウチに来て『(視聴率)30%番組をやりましょう!』って言ってきた」と述懐。土屋監督は「2010年に企画し、2011年から撮り始めて、今年2017年に完成した」と話すと、萩本自身は、まさか映画になるとは思っていなかったようで「仕事でもないのにいつもカメラを持ってるなと思ってました。普段の(僕自身)ありのままの姿を撮っているんだよ」と振り返った。

さらに萩本は完成作について「僕にとってはドキュメンタリーというよりもドッキリ! ドッキリメンタリーであり、困ったリーだよ」と冗談めかしてコメント。「今、テレビではタバコをくわえていると放送されないから、タバコをくわえているときに本心を言ってるんです。映画を先に見た人に『タバコ吸ってるところは出てくる?』と聞いたら『出てきます』って(笑)」と語るが、そもそも、映画のポスター写真自体にタバコを口にくわえた萩本の姿が映っており、普段、テレビでは言えない本音がたっぷりと描かれていると語った。

土屋監督が「この映画はあくまで中盤編。この先があるかもしれない」と話すと、萩本は「この映画が大ヒットしたら、今後、土屋くんと話をするときは気をつけるよ(笑)」と冗談めかして答えていた。

『We Love Television?』は11月3日より全国公開となる。