神木隆之介の配役にテンション上がるも、特殊メイクの染谷将太に愕然…

#映画#元ネタ比較

『3月のライオン』
(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会
『3月のライオン』
(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会

原作と映像化された作品を、重箱の隅をつつくように細か〜く比較する【元ネタ比較】。今回は今年公開予定の作品から期待のベスト10を選んでみました。

【元ネタ比較 番外編】2017年の期待作/前編
シニカルでオフビートな臭いプンプンでそそられる!

2017年は大人気少年漫画の実写映画化が目白押しで忙しい! ここでは、あまたある元ネタを持つ2017年公開予定の映画化作品のなかから、個人的に期待が高い10作品を紹介しよう。世間的には「攻殻機動隊」のハリウッド映画版『GHOST IN THE SHELL』が注目されてるが、個人的には期待値低いので悪しからず。来年の目標は狭くて深い沼に怖気づいて、手を出さずにいたBL作品の開拓か? TVアニメシリーズ『ユーリ!!! on ICE』でBL免疫ついたから大丈夫かな!?

●第10位:『3月のライオン』前編3月18日、後編4月22日に公開予定
高校生プロ棋士・桐山零の将棋と心の成長を描く人気コミックの実写化と聞いて、ファンとしてはやめて欲しいと思ったが、零役に神木隆之介が決定して、ビジュアルも雰囲気もこれ以上なくハマるキャスティングで一気に期待が高まった。が、しかし、零のライバルで魅力たっぷりの丸々とした体の二階堂晴信を特殊メイクで染谷将太が演じることとなって愕然。主人公以外もそれぞれ重い問題を抱えるドラマなのに、ギャグにならないのか!? 上がったテンションも急降下で不安になり、この映画化には感情を振り回されてばかり。見る前から疲れるけど、希望は捨ててないから祈りを込めてベスト10に。

まるで別人!特殊メイクで『3月のライオン』二海堂役を演じているのは誰?

●第9位:『黒子のバスケ LAST GAME』3月18日公開予定
痛バッグを抱えて「JーWOLD TOKYO」にせっせと通うオタ女子がいるほど女性にも人気が高い「黒バス」の続編、「少年ジャンプNEXT!!」で連載された「黒子のバスケ EXTRA GAMA」のアニメ映画化。劇場版プロジェクトとしてTVアニメシリーズの総集編が限定上映されていたが、映像としては完全新作となる本作がいよいよ公開される。あの激闘のウィンターカップで、敵として戦った“キセキの世代”が再集結して今度はアメリカのチームと闘う。正直、ドリームチームによるファンサービスのおまけと個人的には感じてしまうが、ラストゲームと冠しているし、乗り掛かった船だから最後まで見守りたい。

●第8位:『美しい星』5月公開予定
三島由紀夫原作でこの作品群のなかにあると異質に思われるかもしれないが、原作自体が三島作品のなかでは異質で少々電波系が入ってるSF風味の小説だ。監督は『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八、主演はリリー・フランキー。「自分は宇宙人だ」と自負する家族が地球を守るために奮闘する物語を現代を舞台に映画化するというが、果たしていかに? シニカルでオフビートで奇妙な臭いがプンプンと漂っていてそそられる。

●第7位:『PとJK』3月25日公開予定
P=ポリスマンと、JK=女子高生の恋愛を描いた少女漫画が原作。制服、結婚、秘密の純愛と女子の好きな要素を詰め込みました!というあからさまな撒き餌感に大人は赤面しそうになるが、笑いとキュンとシリアスのバランスが良くてついつい読んでしまう。ちょっとドジで気持ちはまっすぐなヒロイン・歌子が土屋太鳳なのはいいが、大人で誠実で漢気があるけど弱い一面も持つ女子の理想である功太を演じるのは亀梨和也。イメージとは若干ズレる彼がやりきってみせてくれるか、ちょっと不安。

中編「6位〜4位/『逃げ恥』のDT男・星野源が声を担当〜」に続く…

INTERVIEW