吉田羊、米国人気ドラマの日本版主演に「日本人らしさ」で勝負!

#コールドケース

吉田羊
吉田羊
吉田羊
左から光石研、三浦友和、吉田羊、永山絢斗、滝藤賢一、波多野貴文監督

アメリカの人気刑事ドラマシリーズ『コールドケース 迷宮事件簿』を日本でドラマ化する『連続ドラマW コールドケース 〜真実の扉〜』。この作品の第1話完成披露試写会が10月12日に恵比寿ザ・ガーデンホールで行われ、主演の吉田羊をはじめ、永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和、波多野貴文監督が登壇した。

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物語の舞台をフィラデルフィアから神奈川県に移し描かれる本作。主人公で神奈川県捜査一課の女刑事・石川百合役を演じた吉田は「同じ志を持って同じゴールに向かって走れるのが楽しく、贅沢な現場でした。俳優としても役の上でもお互いをリスペクトして前に進める関係性を築けたのが嬉しかった」と共演者に感謝。

オリジナル版の主人公リリー・ラッシュとの差別化については「チャーミングで可憐で儚いながらも芯が強い。それは私には表現できないと不安に思ったけれど、逆にアメリカでは表現できない日本人らしさもある。ドライではなく、日本人特有の人情味を持って対象に寄り添ってゆく日本人らしい部分は私たちが演じてこそ出せるものだと大事にした」と日本版ならではの長所とこだわりを明かした。

巡査部長・高木信次郎役に扮した永山は「ガチガチで緊張しました。みなさんの圧倒的な力強さに、改めてメチャメチャ一所懸命やらなければと感じて『本気を出す!』と思った」と襟を正すも、「今だから言えること」を聞かれると「WOWOWでお仕事をさせてもらうのはこれで5回目ですけど、まだWOWOWに加入していません」と爆弾発言。これに吉田は「その未解決事件はすぐに解決して!」と演じた女刑事ばりにビシッと指示を出す場面も。

ケンカ早い性格の警部補・立川大輔役の滝藤は「短気なところもありますが、笑顔がすごくチャーミング。今までにない僕がみなさんのおかげで引っ張り出されました。色っぽいので女性ファンが増えればいいな」と新境地に期待。その横で吉田は「そんな動機で芝居しているんだ(笑)」と驚きの表情。

警部補・金子徹役の光石は「監督の温和な雰囲気がそのまま撮影現場にあった。だから打ち上げが終わった次の日の朝は『みんなに会えないのか』と思って寂しくなった」と呟くと、「今だから言えること」の質問では突然、吉田に「好きです!」と公開告白し、笑いを誘った。

頼れるボス・本木秀俊役の三浦は、撮影後にオリジナル版の舞台フィラデルフィアを訪れたそうで、「想像していたよりもすごくキレイな街だった。ドラマを撮る時はあえて雰囲気のある場所を選んだり、画調を落としたりして、日本もアメリカも作り方は変わらないんだと納得して帰って来ました」と報告していた。

『連続ドラマW コールドケース 〜真実の扉〜』はWOWOWで10月22日より、毎週土曜夜10時より放送となる(全10話)[第1話無料放送]。