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WOWOWオリジナルドラマ『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』古川雄輝インタビュー

圧倒的存在感の殺人鬼役に三度の挑戦! 男性ファン増のきっかけにも

WOWOWオリジナルドラマ『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』古川雄輝インタビュー
早く“大人の役”を演じられるようになりたい

WOWOWオリジナルドラマ『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』
2019年10月6日よりスタート(全5話)/第1話無料放送
毎週日曜 夜10時30分よりWOWOWプライムにて放送
WOWOWメンバーズオンデマンドでは、各話終了後 見逃し配信
TSUTAYAプレミアムでも10月6日配信スタート
良質なドラマを数多く輩出していることでも知られているWOWOWオリジナルドラマ。そのなかでも人気を博しているのが、2015年の『石の繭』、そして2016年の『水晶の鼓動』として映像化されている『殺人分析班』シリーズだ。これまでは、木村文乃演じる捜査一課の刑事である如月塔子が主人公として描かれていたが、そのなかでも圧倒的な存在感で話題となっていたのは、殺人鬼トレミー。シリーズでもアイコン的キャラクターと言われている。

そんななか、トレミーこと八木沼雅人を主人公に迎えたスピンオフドラマ『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』が完成し、盛り上がりを見せている。そこで、シリーズを通してトレミーを演じ続けている実力派俳優の古川雄輝に、この役を演じるうえでの難しさや役者としての思いについて語ってもらった。


──まずは、スピンオフが決定したときのお気持ちから教えてください。

古川:WOWOWでは初主演でしたし、こういう形でスピンオフになるのは異例のことだと聞いたので、うれしかったですね。この役は『石の繭』の犯人役として好評だったため、続編の『水晶の鼓動』では原作に出ていないにもかかわらず、出られるように書き加えていただいたこともありました。実は、そのときの打ち上げで、「トレミーがどうしてこうなったのかのお話が作れますね」とか、冗談半分でいろいろと話していたんです。まさかそれがこうして実現するとは思っていなかったので、気合いも入りました。

──ということは、ご自身にとっても、思い入れのある役ですか?

古川雄輝
古川:そうですね、同じ役を3回も演じられることはなかなかないですからね。トレミーはダークヒーローみたいなキャラクターでしたし、これまでとは違う役柄だったことも大きく、僕にとっては男性のファンが増えたきっかけにもなりました。殺人はもちろんダメだけど、彼には彼なりの正義やかわいそうな生い立ちがあったので、そういうところが視聴者の方に響いたのかもしれません。それだけに、彼をそうさせた背景を見たかった人も多かったんだと思います。

──今回の脚本を読んだときは、どういう印象を受けましたか?

古川:もともと人物像があまり描かれていなかったので、今までは想像するしかありませんでしたが、この作品のおかげで点と点が線になっていくように感じました。たとえば、前作で好きだと言っていたハンバーグの話があったり、これまで着けていたガスマスクがさりげなく出てきたり、そういうのが繋がっていくのがおもしろいと思いました。
 あと、彼の根底には復讐心がずっとありますが、今回はSUMIREさんが演じる吉佳と出会うことによって、普通の青年としての人間っぽさが出てくる瞬間も描かれているので、「もし誰かが手を差し伸べていたら殺人犯にはならなかったかも」と思える人物になっています。

──では、共感できる部分もあったのでしょうか?

古川雄輝
古川:「もし自分が同じ立場だったら、こうなっちゃうのかな」という意味では感情移入できるところもありました。僕は、『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーに例えているんですが、彼も愛する人がいるのにうまくいかなくて、本当は悪い人じゃないのに結局ダークサイドに行ってしまいますよね。そういう感じと似ているんじゃないかなと思いました。

──演じるうえで一番苦労したのは、どのあたりですか?

古川:難しかったのは、「どの瞬間に八木沼雅人が猟奇的な殺人犯トレミーになったのか」というポイントを決めなければいけなかったこと。そこは監督にもかなり相談したところです。あとは、とにかく人との触れ合いを避けてきたキャラクターなので、動作一つにしても意味合いを持ってしまいますし、そんな人が普通に人と会話するだけでも僕にとっては違和感でしかありませんでした。なので、前の作品と繋がるように逆算していくような形を取ることにしました。

──古川さんは現在31歳ですが、役どころとしては実年齢よりも10歳若いという設定。それに関して意識したことはありますか?

古川:基本的にいつも10歳くらい若い役をやっているので、特に問題ありませんでした。むしろ、30代の役をやる方が僕には難しいですね(笑)。

──若く見られることに対して、ご自分ではどう感じていますか?

WOWOWオリジナルドラマ『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』
古川:いつも年下に間違えられるので、もう慣れました。女性だと嬉しいかもしれませんが、男としては複雑な気持ちですよね。もっと大人の役をやりたい気持ちもあります。この前も、広瀬アリスさんの先輩役を演じましたが、スーツを着ても新人にしか見られなくて、実際は7歳も年上なのに、全然先輩に見えないと言われてしまいました(笑)。

──とはいえ、それが武器になることもあるのではないでしょうか?

古川:役を演じるうえで得することはあまりないかもしれないですね……。さすがに制服を着る役はなくなってきて、大学生やお兄ちゃんの役が増え、最近やっとOBまでたどり着きました。もう少ししたら年齢と相応になってくると思うので、それまでは大学生役を楽しみたいと思います(笑)。

──焦る気持ちはありませんか?

古川:焦りはしないですけど、早く大人の役をやりたいですね。特に、僕は親も弟も医者ということもあって、お医者さんの役には自信があるので、オファーをお待ちしております(笑)。わからないことがあればすぐに聞けますからね。

(2019/10/04)


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古川雄輝
ふるかわ・ゆうき

1987年12月18日生まれ。東京都出身。7歳のときに家族と共にカナダへ渡り、中学卒業後、単身アメリカのニューヨークに移り住む。その後、日本に帰国して慶應義塾大学の理工学部に進学、2009年にミスター慶應コンテストでグランプリに輝く。翌年には「キャンパスターH★50with メンズノンノ」で審査員特別賞を受賞して、芸能界デビュー。主な出演作は、ドラマ『イタズラなKiss〜Love in TOKYO』(13年)、『5→9〜私に恋したお坊さん〜』(15年)、『べっぴんさん』(17年)、映画『脳内ポイズンベリー』(15年)、『ライチ☆光クラブ』(16年)、『曇天に笑う』(18年)など。

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