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『惡の華』飯豊まりえインタビュー

配役のキモは「ニャハ」。強烈ダークな青春映画でキーパーソン演じる

『惡の華』飯豊まりえインタビュー
監督からの恥ずかしかった指示とは?

『惡の華』
2019年9月27日より全国公開
(C)押見修造/講談社 (C)2019映画『惡の華』製作委員会 
累計発行部数300万部を突破した押見修造の人気コミック「惡の華」が実写映画化。伊藤健太郎、玉城ティナというフレッシュなキャストが出演し、思春期のダークな面をえぐり出す衝撃作となっている。メガホンをとったのは、原作にほれ込み、映画化を熱望した鬼才・井口昇監督。そして『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』などで知られる岡田麿里が脚本を手掛けている。

原作は「中学編」「高校編」へと物語が進んでいくが、「高校編」が映像化されるのは今回が初となる。今回はその「高校編」のキーパーソンとなる常磐文を演じた飯豊まりえに話を聞いた。


──完成した作品を見た感想はいかがでしたか?

飯豊:井口監督の世界観が、すごくこの映画に出ているなと思いました。『惡の華』というのは、私にとってすごく衝撃的な作品で。これはやはり井口監督が撮るからこそ、生き生きするんだろうなと。共演者の(伊藤)健太郎くんと(玉城)ティナちゃんの内に秘めたものが、友だちだからこそ見えてきて。今まで見たことがない引き出しがこの映画に詰まっているなと思いました。

──常盤さんは、主人公・春日が高校で出会い、交流を深めることになるという役でしたが、常磐さんを演じてみていかがでしたか?

飯豊まりえ
飯豊:私はこの作品と、自分のキャラクターがかけ離れ過ぎていて。何でこの作品に参加できるんだろうと思っていたんですけど、井口監督からは「常磐さんの『ニャハ』というセリフは、飯豊さんが普段から言ってそうだったのでお願いします」と言われて(笑)。すごいプレッシャーがありました。私は思春期に、『惡の華』のキャラクターみたいな出来事もなかったので。台本を読んで、ものすごく強烈だなと思ったんですけど、それが映像になって、表情などが見えるようになると、なんか感動するんだなと思いました。

──常磐さんは、どういうキャラクターだと思いました?

飯豊:結構切ない立ち位置だと思いますが、でもそういうキャラクターは今までも演じていた方なので、得意でした(笑)。

──監督からは、こういう風なキャラクターなんですよといった説明はあったんですか?

飯豊まりえ
飯豊:どこか仲村さん(玉城ティナ)とリンクさせたいというのは監督と同じ意見で。直前に「仲村さんのニャハというのを見せてください」とお願いして。それを見て、できるだけティナと近いようにやろうと心掛けました。健太郎くんは(玉城ティナの『ニャハ』を)すでに見ているので。健太郎くんの前で何回も「ニャハ」とやってみて。「今のは似ていない」「今のは似ている」みたいな感じでジャッジしてもらいました。もともと2人とも共演経験があるので、すごくやりやすかったです。

──常磐さんという役に共感するところはありますか?

飯豊:私も本が好きですし。共感するところはありますね。ただ以前は青春コメディだったんですけど、今回はガッツリとした作品だったんで、不安はありました。でもそこはドラマをやっていた2年という期間に、井口監督にはお世話になっていたので。監督の下に飛び込んで『惡の華』の世界に生きようと思って。思い切って挑戦しました。

──井口監督とはドラマ「マジで航海してます。」でご一緒されて以来だと思うんですが、井口監督からはどんな演出が?

撮影現場での井口昇監督(左)と飯豊まりえ(右)
飯豊:こういう顔をしてくださいという風に分かりやすく、監督がお芝居のお手本を見せてくださるんですけど、それがなんかすごく恥ずかしくて(笑)。例えば、常磐さんがこっそり書いていたプロットを春日くんに見られる時に、「見てもいいけど、笑ったら殺すからね」というセリフがあったんですけど、「クッと空気を口に入れて消してください」というのが監督からの指示で。それが恥ずかしかったですね。

──井口監督は役者でもあるんで、自分でやってみせるという感じなんですね。

飯豊:そうです。でも玉城ティナちゃんは、それをすぐに受け入れて、すぐに自分のものにできているんで、すごいなと思いましたね。

──井口さんの現場ってどんな雰囲気でした?

飯豊:とにかく明るいんですよ。例えば雨の日になると、監督はコンビニに行って募金をするんですよ。そうすると晴れると言っていて。そういう風に明るく、現場がいい風に進むといいなと考えてくださるので。監督が『惡の華』の大ファンなので。それについていくのが楽しかったです。

(2019/09/25)


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飯豊まりえ
いいとよ・まりえ

998年1月5日生まれ、千葉県出身。2012年に女優デビュー後、数多くのドラマ・映画に出演。今夏のドラマ『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』にも出演。また今年は『劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>』のヒロイン役として声優に初挑戦し、『名探偵ピカチュウ』(19年)では日本語吹き替えにも初挑戦した。10月12日からは初舞台となるタクフェス第7弾「流れ星」に出演。来年1月には主演映画『シライサン』の公開も控えている。毎週土曜朝には情報バラエティ番組『にじいろジーン』にレギュラー出演中。また、雑誌「Oggi」「MORE」でモデルとしても活躍中。

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