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『見えない目撃者』吉岡里帆×高杉真宙インタビュー

お互いの印象問われ「こういうのって恥ずかしい」と大照れ

『見えない目撃者』吉岡里帆×高杉真宙インタビュー
今回は、飾らなくていい分、素直に演じることができた(吉岡里帆)

『見えない目撃者』
2019年9月20日より全国公開
(C)2019「見えない目撃者」フィルムパートナーズ (C)MoonWatcher and N.E.W.
吉岡里帆が主演し高杉真宙と共演した映画『見えない目撃者』が9月20日より公開される。吉岡が演じるのは、優秀な警察官であったが、自らの過失事故のために視力も弟も失ってしまったヒロイン・なつめ。ある夜、彼女は車の接触事故に遭遇し、車の中から助けを求める少女の声を耳にする。しかし、彼女の言葉は警察に聞き入れられず、なつめは独自に犯人を追うことに。

一方、高杉が扮するのはスケボーで車と接触事故を起こした高校生の春馬。最初は事件に関心を示さなかった春馬だが、なつめの「人を救いたい」という熱意に感化され、なつめの“目”となってと共に事件の真相に迫っていく。

見えないハンディキャップと心の傷を抱えながら、自分の信念を貫こうとするヒロインを吉岡は熱演。アクションやスリリングなシーンをこなして、見る者を惹き付ける。高杉も18歳の高校生になりきり、無気力だった少年が成長していく姿を演じてみせた。

劇中で事件解明に奔走するバディともなった吉岡と高杉が役への思いや撮影の苦労を語ってくれた。


──出演が決まった時の感想を教えてください。

吉岡里帆(左)と高杉真宙(右)
吉岡:とにかく緊張しました。主演ですし、今まで演じたことのない役柄なので。目が見えないという設定も、アクションも、R15+レベルのスリラーもですし、盲導犬・パルとの共演も、新しいことばかりでした。

高杉:脚本を読んで、攻めてるなぁ!と感じて、やりたい!とワクワクしました。目の見えないなつめさんとの共演が多かったので、吉岡さんがどんなお芝居をするのか楽しみでした。

──お互いの印象はいかがでしたか?

高杉:芯の強い、しゃんとしたイメージだったんですけど、会うとさらに実感しました。ストイックな人だと感じて……

吉岡:こういうのって恥ずかしいですね(笑)。

高杉:そうだね、(相手が)居ないところで話したいね(笑)。でも、見ていて本当に感じました。役に対して1つの妥協もない役者さんだと。

吉岡: 恐縮です。次は私の番ですよね(笑)。えっと、会う前は繊細で声が魅力的な方だと思ってました。初顔合わせの時に制服の衣装を着てたのを本当に学校の制服だと勘違いして、高校生なんだと思いこんでしまって(笑)。そのくらい、若さとまっすぐなピュアさを感じたんです。実際に共演してからは頼りになると思いましたよ。

吉岡里帆(左)と高杉真宙(右)
高杉:え〜!? そんなことないです。

吉岡:包容力のある強さを持っていて優しい方です。

──役へのアプローチを教えてください。吉岡さんは目の見えない役どころで難しかったのではないでしょうか?

吉岡:まず視覚障害者の方へ取材をさせていただきました。先天性の方、後天性の方、盲導犬と生活されてる方にお話を伺って、アイマスクをつけて盲導犬との歩行練習もしました。目の動きがとても難しかったのですが、監督との話し合いとカメラテストを何度も行って、調整していきました。

高杉:すごい……いやぁ、すごいです。

吉岡:今は普通に話してますけど、撮る前はめちゃくちゃ緊張しましたよ! 練習もいっぱいしました。(対象物が動いても)目の位置が動かないように、とか。

『見えない目撃者』
(C)2019「見えない目撃者」フィルムパートナーズ (C)MoonWatcher and N.E.W.
──ナイフが目の前の間近に来ても、瞬きもされていませんでしたね!

吉岡:あのシーンは怖かったです! 犯人役の方が、いま自分がクシャミしたらヤバいねって言ってて(笑)。しかも、撮影用のナイフにも鋭利なのとそうでないのがあったのですが、アップだったので鋭利な方にしようということになったんです。本当に怖かったです!

──高杉さんはスケボー少年の役だったので、やはり苦労されたんじゃないでしょうか?

高杉:スケボーは難しいですね。見ていると簡単に見えるんですよ。小学生ぐらいの男の子たちがポンポン飛んだり、手足を動かすように簡単にスケボーを操って。ドヤ顔もしないし、それがまたカッコいいんですよ。自分でもすぐにできるんじゃないかと思うんですけど、できないんですよね。

吉岡里帆
吉岡:すごく上手でしたよ。

高杉:いやいや。何としても慣れてない感じが出ないようにやりたいと思いました。

──春馬は無気力系のいまどきな男の子ですが、高杉さんご自身と似ている点はありましたか?

高杉:春馬は、生きづらい、大人が作る環境の中でああいう風になっていったんだと思います。自分に近いかと言われたら、そんなことはないかな。でも、この仕事をしていなかったら近い性格になっていたかもしれない。

──役者という仕事が生き甲斐につながっていると思いますか?

高杉真宙
高杉:そうですね。自分はやりたいことが見つかって良かったです。春馬も、映画の前半とやりたいことが見つかった後で変わっていきます。

──アクションはまさに手に汗握るシーンの連続でしたが、演じられていかがでしたか?

吉岡:事前に指導していただいてしっかりと準備できたので、現場では冷静に演じられたと思います。練習を始めたばかりの動画を見返すと、カッコ悪くて(笑)。背負い投げは、あと15cm身長があったらなぁ……と思いましたけど、やっていて楽しかったです。

高杉:カッコ良かったですよ、投げてるシーンとか特に。練習の時から見ていたので、本当に投げられるようになるんだ、すごいなって思いました。

吉岡里帆
──私は吹き替えだと思っていました! 吉岡さんが実際に背負い投げされたんですね。

吉岡:ほんとですか!? 全部自分でやりましたけど、意外とできる動きばかりなんですよ。私が上手いわけじゃなく、相手の方の投げられ方や受け身が上手いんです。アクションの受けの方が上手いとカッコ良く見えるんだなと今回思いました。春馬は車が相手のアクションシーンがあって、人間相手じゃないからより大変だったんじゃない?

高杉:人間相手じゃないからね、車相手だから(笑)。僕自身でアクションシーンをやらせてもらえて嬉しかったです。どうにかして自分がやれる方向にもっていけないかと思っていたんだけど、結局いろいろとやらせてもらえました。

──なつめは化粧っ気もなくて素朴な外見なので、今作での吉岡さんはいつもと印象が違いました。演じられていかがでしたか?

吉岡:飾らなくていい分、素直に演じることができました。なつめは心が剥き出しで無防備で、自分が思った通りに発言したり行動したりする人。演じていて、生きてる!って感じがして楽しかったです。

(2019/09/18)


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吉岡里帆
よしおか・りほ

1993年1月15日生まれ、京都府出身。学生時代から舞台を経験。2015年に映画デビュー後、『幕が上がる』、『明烏』(共に15年)などに出演。17年にテレビドラマ『カルテット』に出演し注目された。その他の出演作は、ドラマ『きみが心に棲みついた』、『健康で文化的な最低限度の生活』、映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』(全て18年)、『パラレルワールド・ラブストーリー』(19年)など。今後の出演作に、声優をつとめた劇場アニメ『空の青さを知る人よ』(10月11日より公開)、テレビドラマ『時効警察はじめました』(10月11日よりスタート)などがある。

高杉真宙
たかすぎ・まひろ

1996年7月4日生まれ、福岡出身。2009年、舞台「エブリ リトル シング’09」で役者デビューし、12年に『カルテット!』で映画初主演を果たす。特撮シリーズ『仮面ライダー鎧武/ガイム』(13-14年)の龍玄役で注目され、主演映画『ぼんとリンちゃん』(14年)で第36回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。その他の主な出演作は映画『散歩する侵略者』(17年)、『虹色デイズ』(18年)、『十二人の死にたい子どもたち』、『賭ケグルイ』(共に19年)など多数。今後も 『超・少年探偵団NEO−Beginnig−』『糸』『前田建設ファンタジー営業部』など出演作が続く。

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