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『Diner ダイナー』玉城ティナ インタビュー

ファッションアイコンが“殺し合い映画”ヒロインを熱演!

『Diner ダイナー』玉城ティナ インタビュー
撮影中は生きるか死ぬかの気持ちで役に向き合い、毎日が一瞬でした

『Diner ダイナー』
2019年7月5日より公開
(C)2019 「Diner ダイナー」製作委員会
客も店主も殺し屋ばかりの食堂を舞台に、スリリングな駆け引きが描かれる『Diner ダイナー』。原作は平山夢明の同名小説で、監督は極彩色の映像美で知られる蜷川実花。キャストには主演の藤原竜也をはじめ、窪田正孝、武田真治、斎藤工、小栗旬、土屋アンナ、真矢ミキなど錚々たるメンバーが揃い、それぞれが狂気に満ちた個性的なキャラクターを熱演。

そんな中、食堂に迷い込んでしまうヒロイン・オオバカナコに抜擢されたのが、ファッションアイコンとして若い女の子たちに大人気の玉城ティナだ。近年では映画やドラマの話題作に立て続けに出演し、女優としての評価も高まっている彼女に、撮影を振り返ってもらった。


──玉城さんは、蜷川実花監督とはこれまでにも写真展のミューズを務めるなど(フォトエキシビション「Mika Ninagawa @ teamLab Borderless」など)一緒にお仕事をされていますが、映画に抜擢されたときのお気持ちは?

玉城ティナ
玉城:蜷川作品に携われたことを光栄に思いました。ちょうど20歳になった頃に撮影が行われたので、これからの私の20代を作っていく作品になるんじゃないかと思いました。でも、やはり最初は、純粋に関われることの楽しみ、好奇心でしたね。

──今までの写真撮影のときと、今回の映画撮影のときでは、蜷川監督の指示は違いましたか?

玉城:蜷川監督は、褒めて褒めて誘導してくださるのですが、そこは基本的に変わらなかったです。映画の演出については、蜷川監督は多くの言葉で語らずに(役者に)任せてくださるんですけど、すごく大事なシーンでは、決して(役者を)責めたり孤独にしたりすることなく指示してくださいます。いつも優しく誘導してくださったのが印象に残っています。

──蜷川監督は玉城さんを高く評価されていらっしゃるようです。ご自身では言いにくいかもしれませんが、どういう部分が評価されている、あるいは共鳴していると思われますか?

玉城:なんだろう。たしかに自分で言うのは難しいのですが、私の地元は沖縄で、デビューしたての頃、沖縄から(仕事のために東京へ)通っていた時代から、蜷川さんが私を撮ってくださっていました。今、大人の年齢になった私を映画に起用してくださったことは運命的なものを感じました。嬉しかったですし、蜷川さんのためにも頑張ろうと思いました。

──今回は主演級の役者の方々が揃っていて、そんな中で玉城さんも渡り合って演技されていました。演技のキャリアは他の役者さんより短いですが、プレッシャーはありましたか?

玉城ティナ
玉城:カナコは、ここ(食堂)に来たくて来たわけではなくて、迷いこんだアリスのような存在だと思います。私自身もそこに少しだけ共感して、現場での私の心細さや不安がカナコによい意味で投影されたらいいな、と思って演じていました。今、完成した作品を観てみると、すごい方々と毎日一緒に過ごしていたんだな、と思うのですが、その時は本当に生きるか死ぬかのような気持ちで向き合っていたので、毎日毎日が一瞬でした。

──撮影中、特に印象的だった思い出や共演者からのアドバイスはありましたか?

玉城:カナコとしてこの状況を受け入れていくように、私自身も少しずつ現場に自然体でいられるようになりました。監督やキャストとコミュニケーションをとりながら過ごしていたのですが、蜷川さんの世界観といいますか、美術も含めて、多くのクリエイターが一緒に創り上げている現場で、そのヒロインとしてここにいる、ということにドキドキしていたのですが、みなさんが温かくて、本当によかったなと思っています。蜷川さんも、「不安があれば何でも言ってね」とおっしゃってくださいましたし、藤原さんも、演技についての直接的なアドバイスはなかったのですが、ボンベロ(藤原竜也が演じる元殺し屋のシェフ)としての厳しさと優しさが藤原さんご自身から伝わってきました。

──役者さんの中には、作品の撮影期間中は役をひきずってしまったり、あるいは役になりきるために敵役の役者とはあまり親しくならないようにしている、というような方もいます。玉城さんはどのようなタイプですか?

『Diner ダイナー』
(C)2019 「Diner ダイナー」製作委員会
玉城:私はフラットなタイプだと思います。家に帰ればちゃんとオフに切り替わりますし、役をひきずりませんね。カナコとして大変なシーンはありましたが、撮り終わってしまえば、「はい、次」という感じですね(笑)。

──では、撮影中はキャストの方々と食事を楽しんだりもされましたか?

玉城:そうですね。撮影現場ではケータリングの食事が癒しのひとつでした(笑)。みんなでお仕事をして、ごはんを一緒に食べるのはすごく大事だな、と思いました。そういう場だから話せることもあるので。カナコは映画の中では孤独な状況から始まりますが、現場ではそんなことはなかったです。

(2019/07/03)


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玉城ティナ
たましろ・てぃな

1997年10月8日生まれ、沖縄県出身。2012年、講談社主催「ミス iD2013」で初代グランプリに輝き、14 歳でファッション誌『ViVi』(講談社)の最年少専属モデルになる。女優デビュー作は、2014年のテレビドラマ「ダークシステム恋の王座決定戦」。以降、『天の茶助』(15年)、『貞子 VS 伽椰子』(2016年)、『闇金ウシジマくん the Final』(16年)、初主演映画『私にXXしなさい』(18年)など、多くの映画やテレビドラマに出演。2019年の公開予定作に『地獄少女』と『惡の華』がある。

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