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『パンク侍、斬られて候』東出昌大インタビュー

東出昌大、ロケバスを突如降りて近藤公園と芋焼酎の炭酸割り!

『パンク侍、斬られて候』東出昌大インタビュー
「台本だけなのに抱腹絶倒!」という感じでした

『パンク侍、斬られて候』
2018年6月30日より全国公開
(C)エイベックス通信放送
2012年に俳優デビューして以降、NHK連続テレビ小説や映画など、着実にキャリアを積み重ねている東出昌大。30歳を迎えた今年は、人気ドラマ『コンフィデンスマンJP』で注目を集めたほか、映画でも主演作を含む7本が公開となる。高身長と端正な顔立ちという恵まれたルックスに加え、個性的な役にも次々と挑戦。映画『聖の青春』で羽生善治を演じた際には憑依したかのような仕草を見せ、ドラマ『あなたのことはそれほど』では、妻の不倫に嫉妬する夫役での怪演ぶりも話題となった。

まさにいま絶好調といえるが、最新作『パンク侍、斬られて候』では、真面目すぎる堅物のお殿様を好演。主演の綾野剛をはじめ、北川景子や浅野忠信など、豪華俳優陣がひしめき合うなかでも、存在感を放っている。そこで今回は、本作を手掛けた石井岳龍監督の印象や今後の俳優としてのあり方などについて語ってもらった。


──石井組常連の方が多いなか、初参加となりましたが、石井監督の現場を振り返ってみていかがでしたか?

『パンク侍、斬られて候』撮影中の石井岳龍監督(左)
東出:最初に台本を読んだときは、「台本だけなのに抱腹絶倒!」という感じでしたけど、それは宮藤官九郎さんならでは。そして、それだけ面白い台本を表情ひとつ変えずに集中して撮られている石井監督もまた独特の世界観をお持ちだなと思いました。これまでも石井監督の作品はすごく好きでしたけど、鬼才とか、奇抜という言葉だけでは片づけられないくらいの方。緊張感を保ちながら真剣にコメディを撮っている姿がすごくかっこよかったですし、僕にとっても充実した時間でした。

──時代劇であり、アクション映画であり、ギャグもラブストーリーもありというかなり異色の作品でしたが、完成した作品をご覧になった印象は?

東出:とんでもない映画になるんだろうなと思ってはいましたけど、アフリカの大地を感じるところもあれば、夏フェスを感じるところもあるし、「なんなんだこれは!」って思うくらい爆発してましたね(笑)。本当に台本を超えたとんでもない映画になったと思います。

東出昌大
──やはり驚きの方が大きかったですか?

東出:ぶっ飛んだ映画になっているんだろうなと思ってはいましたけど、その想像を超えて、見たこともない爆発を見たような印象でした(笑)。だから、最高ですし、大好きです。

──今回、この映画で初めて経験したことはありますか?

東出:一番大きかったのは、石井岳龍さんというこの業界においての巨匠であり、天才とご一緒できたこと。演出の仕方や現場の空気、それから映画の撮り方には感銘を受けました。

──現場での監督の姿で印象的だったことがあれば、教えてください。

東出:もの凄く繊細な方なんですけど、監督の頭のなかには、役者には想像もできない画や編集点が見えているんだろうな、というのは感じました。あとは、今回、初タッグである宮藤官九郎さんの脚本とここまで親和性が高くいられること、そして世代を超えて共通の笑いやぶっ飛んだ世界を作れるのはすごいことだなと思いました。

──監督からは、どんなお話しがありましたか?
東出昌大

東出:クランクアップしたときに「今度は真面目な作品でご一緒しましょう」と一言、真面目な顔でおっしゃっていました(笑)。でも、そう言いつつこれだけぶっ飛んだ作品を真面目に撮ってらっしゃる監督はステキですし、それがプロフェッショナルということなんだと思います。監督は背骨に鉄骨が入っているのかと思うくらい普段からピンとされていて、紳士的な方なんですけど、それなのにこれだけぶっ飛んでいるという魅力的な方でもあるんですよ。

──これだけ個性的なキャストがそろっている現場はどのような感じでしたか?

東出:緊張感はつねに現場全体にありましたけど、ふざけたシーンなのに、それを真面目にやるというところに面白さがあるという共通認識をみんなが持っていました。でも、染谷将太くんの幕暮孫兵衛がふざけてて面白すぎて……。そこだけは笑いに飲み込まれないように気を付けていました。

『パンク侍、斬られて候』
(C)エイベックス通信放送
──撮影以外で思い出に残っていることはありましたか?

東出:國村準さんが「夏の京都は暑いから芋焼酎の炭酸割りが飲みたい」ってよくおっしゃっていたんですけど、ある日撮影の帰りに近藤公園さんがロケバスのなかで、「芋焼酎の炭酸割り飲みたいな」って話していて、國村さんと同じこと思っているんだとびっくりしたんです。なので、2人でロケバスから降りて飲みに行き、「芋焼酎の炭酸割りおいしいね」と言いながら飲んでたということはありました(笑)。

──ちなみに、現場で一番パンクだなと思った方は?

東出:みなさんステキなので誰とは言えないですけど、僕が好きなのは、渋川清彦さんの江下レの魂次と染谷くんの幕暮孫兵衛。おふたりとも生き生きとされていましたよね。あとは、サルを演じた永瀬正敏さんがしゃべらずにずっとサルのままだったので、「何を考えてらっしゃるんだろう」と思うと面白かったです。

(2018/06/28)


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東出昌大
ひがしで・まさひろ

1988年2月1日生まれ、埼玉県出身。2006年からモデルとして活躍したのち、『桐島、部活やめるってよ』(12年)で俳優デビュー。2013年にはNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』でヒロインの夫役を演じてブレイクし、翌年に『クローズEXPLODE』で映画初主演。その後も、『GONIN サーガ』(15年)や『デスノート Light up the NEW world』(16年)などの話題作で主演を務める。『聖の青春』(16年)では、第40回日本アカデミー賞優秀助演男優賞をはじめとする数々の賞を受賞した。そのほか、主な出演作は『散歩する侵略者』(17年)や『OVER DRIVE』(18年)、『菊とギロチン』(18年)、『寝ても覚めても』(18年)、『ビブリア古書堂の事件手帖』(18年)など。

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