『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』ゆりやんレトリィバァ インタビュー

目指せハリウッドデビュー! ゆりやんがデッカい夢を告白

#ゆりやんレトリィバァ

大好きなリアーナから自分の声が出ていて感慨深かった

近年、お笑い界において女芸人たちがますます存在感を増してきている。なかでも若手の台頭が目覚ましいが、その筆頭格ともいわれているのが、人気と実力を兼ね備えたゆりやんレトリィバァ。昨年12月に行われた「女芸人No.1決定戦 THE W」では初代女王に輝き、さらなる注目を集めている。

現在はテレビや舞台など幅広く活躍しているが、そんななか、今回は洋画の吹き替えに初挑戦することとなった。その作品とは、リュック・ベッソン監督最新作として話題のSF『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』。本作でゆりやんレトリィバァは、ストーリーのカギを握るショーパブダンサーのバブル役を演じた世界的歌手リアーナの声を担当している。そこで、アフレコで感じた苦労や本作の見どころ、そして今後の夢について語ってもらった。

ゆりやんレトリィバァ
──洋画の吹き替えは子どもの頃からの憧れだったそうですが、オファーを受けたときの気持ちは?

ゆりやん:もともと映画が大好きなので、吹き替えのお仕事はいつかやらせていただけるようになりたいとずっと思っていました。でも、まさかこんな大きな映画で、しかもリアーナさんの役とは考えてもいなかったので、すごくうれしかったです。

──吹き替える際に意識した点はありますか?

ゆりやん:「リアーナなのに声が全然違う!」となったら映画を見ている方にも悪いので、私を思い出させずに見てもらえるようにがんばりたいなと思いました。あとは、気づかないうちに関西弁になってしまっていたようなので、そういうところも気を付けましたね。

リアーナが演じた“踊り子エイリアン”のバブル/『ヴァレリアン〜』より
(C)2017 VALERIAN S.A.S. - TF1 FILMS PRODUCTION

──今回はかなり声質を変えて挑まれたそうですが、一番苦労したところは?

ゆりやん:やっぱり私の声は高くて特徴的なので、どうやったらこの感じが消えるのかなといろいろ考えました。演出家の方とかにもアドバイスをいただくことで少し改善されましたけど、声を張ったらすぐ自分になってしまうので、そこが難しかったです。
 それから、声だけで演技するのってこんなに難しいんだというのもわかりました。コントだったら表情や動きが付きますけど、声に抑揚をつけるというのはすごいことなんだな、というのを改めて知りましたね。

──他人の口から自分の声が出ているのを見たときはどんな気分でしたか?

ゆりやん:実は、自分の口から自分の声が出ているのも最近まで「何この声!?」って違和感があったくらいなんですよ(笑)。なので今回、大好きなリアーナさんから自分の声が出ているというのは感慨深かったですね。

ゆりやんレトリィバァ
──今回はリアーナさんに近づくために体重を2キロ落として準備したそうですが、その効果はありましたか?

ゆりやん:まずひとつだけお詫びをしたいのが、私の体重で2キロを落とすって、めちゃくちゃ簡単なことなんですよ。晩御飯食べなかっただけで、朝には1〜2キロくらいは減ってるので……。なので、ストイックに思っていただいていたらすいません(笑)。
 でも、いま野球選手のT-岡田さんと同じ体重なので、スタイルのいいリアーナさんみたいに痩せたいなと本当に思いました!

──ゆりやんさんから見たこの映画の魅力や見どころは?

ゆりやん:宇宙の映画だと複雑な話なのかなと思われる方もいるかもしれないですけど、難しく考えることなく、子どもから大人までみんなが楽しめてハラハラするし、とにかく映像がキレイです。あとは、男性のカッコよさだけじゃなくて、女性のカッコよさも見れる作品だと思います。

──次に挑戦してみたい役はありますか?

ゆりやん:何でもやらせていただけたらうれしいです。でも、私ってこう見えても誰とも付き合ったことないので(笑)、映画のなかで恋愛をするとかもいいですね。それと、私はホラー映画がすごく好きなので、実際のお化けとかは嫌ですけど、映画だったら声だけでもいいので、お化けの体験をしたいとは思います。

ゆりやんレトリィバァ

──最近ではいろいろとチャレンジされていますが、いま一番やってみたい仕事は?

ゆりやん:映画の吹き替えというのがまさにそれでしたけど、おこがましくも後先考えずに言うなら、ハリウッドの映画に出させてもらいたいと思っています。あとは、映画を撮ってみたいなとずっと思っていて、まだ構想も経験も実力もまったくないですけど、いつかやりたいですね。

──ちなみに、どんなジャンルの作品がいいというのはありますか?

ゆりやん:やっぱりホラー映画が撮りたいですね。あとは、人が人のことを信用できなくなって、めちゃくちゃになるみたいな……、サイコ最高ー! ぜひ、リュック・ベッソン監督の後を追っていきたいです(笑)。

今年の目標は男性と付き合うこと!
ゆりやんレトリィバァ

──大学で映画研究もしていたほど映画好きということですが、きっかけとなった作品はありますか?

ゆりやん:最初に好きになったのは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ですね。子どもの頃からテレビで見てたんですけど、中学校のときに改めて見たら「マイケル・J・フォックス、めっちゃかっこいいやん!」ってなったんです(笑)。それで、マイケルを好きになったことがきっかけで、いろんな映画を見るようになりました。

──もし、子どもの頃にタイムスリップして自分に声をかけるとしたら?

ゆりやん:「モー娘。にはなれてないけど、やりたいことを思っていたらやらせてもらえるようになるよ」というのは言いたいですね。あとは、気を抜かず、さぼらずにということ。それから、血尿が出ることもあるけど、心配はないよというのも言いたいと思います(笑)。

ゆりやんレトリィバァ
──テレビで見ない日がないくらい活躍されていますが、生活に変化はありましたか?

ゆりやん:毎日朝起きて、東京に行って泊まって、大阪に帰って、また東京に行ってというのを繰り返しているんですけど、それでもまだあんまり実感がないですね。「ゆりやんに会えてメッチャうれしい!」と声をかけていただいても、「ほんまに?」って思っているくらいなので。
 ただ、変化という意味では、いままではあまり治安のいいところに住んでなかったんですけど、大阪のなかでもコーヒーの香りで目覚めるようなおしゃれなところ引っ越しました。これまではベッドに食べ物とかリモコンを置いてベッドの上だけで生活してましたけど、それはやめて、ベランダに観葉植物を置いてみたり、料理をしてみたり、同世代の女性が当たり前にやっていることをやろうと思っています。

──最後に、いま目指しているものや夢があれば教えてください。

ゆりやん:女性としては、本当に男性と付き合いたいです! いま好きな人がロングヘアの女性が好きらしいので、ウィッグかエクステをつけようか悩んでいますが、もしそれをつけていたらそういうことだと思っていてください(笑)。いい報告ができるようにがんばります!

(text&photo:志村昌美)

ゆりやんレトリィバァ
ゆりやんレトリィバァ
ゆりやんれとりぃばぁ

1990年11月1日生まれ、奈良県出身。2012年 にNSC大阪校の35期生として入学し、翌年首席で卒業。特技の英語やダンス、ピアノなどを取り入れたネタで人気となる。2013年「NSC大ライブOSAKA」での優勝や2016年の「第一回漫才協会大賞 トータルコーディネイト部門賞」受賞などを経て、2017年2月に行われた第47回NHK上方漫才コンテストでも優勝。女性ピン芸人として初の快挙を成し遂げる。さらに同年12月の「女芸人No.1決定戦 THE W」でも初代の女王に輝いた。