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『僕のワンダフル・ライフ』ラッセ・ハルストレム監督インタビュー

本当に犬が好き! 名匠監督が犬への思いを吐露

『僕のワンダフル・ライフ』ラッセ・ハルストレム監督インタビュー
犬の人生の本当の目的は、我々に、今現在を楽しむことを教えること

『僕のワンダフル・ライフ』
2017年9月29日より全国公開
(C)2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC
『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』をはじめ、『ギルバート・グレイプ』や『サイダーハウス・ルール』などの珠玉作を世に送り出してきたスウェーデン生まれの名匠、ラッセ・ハルストレム監督。忠犬ハチ公の物語を映画化した『HACHI 約束の犬』も手がけた彼の最新作『僕のワンダフル・ライフ』が、9月29日より公開される。

最愛の人を幸せにするために何度も生まれ変わり、奮闘する犬の姿を通じて、人と犬との強い絆を描いた本作について、ハルストレム監督に語ってもらった。


──『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』、『HACHI 約束の犬』に続き、3本目の“犬の映画”ですね。

『僕のワンダフル・ライフ』
(C)2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC
監督:本当に犬が好きで、いつも家族の中には犬がいたし、彼らと一緒に育った。犬には何か共感できるものがある。もし人が何を思っているのかを不思議に思うようなら、きっと犬の感情や生き方にも共感できるはずだよ。

──原作は、1年以上もニューヨーク・タイムズのベストセラー第1位となった小説です。ベストセラー作家のW・ブルース・キャメロンが愛犬を亡くした恋人のために書いた作品ですね。

監督:人生の目的とは何だろうと考えている犬のお話だ。答えを見つけるためにすごい時間をかけ、1960年代から現在に渡って何度も生まれ変わることになる。でも、何度もチャンスが得られるんだから、いいよね。

──8歳の少年だった“最愛の飼い主”の成長後の姿をデニス・クエイドが演じています。
『僕のワンダフル・ライフ』
(C)2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC

監督:(『愛に迷った時』で組んだ)彼とまた一緒に仕事ができてよかった。昔よりももっとオープンな感じになっていたよ。以前仕事をしたときは、男性らしさを求めて、もっと硬派な感じだったけど、今はもっと女性的な部分も出ていた。僕らみんな男性的で女性的な部分があるだろう? 彼はそれで演技の幅が広がったと思うよ。だから、また一緒に仕事をしたいよ。とても素晴らしかった。

──人生における犬の役割、重要性について深く考えさせられました。

監督:犬の人生の本当の目的は、我々に、今現在を楽しむことを教えることじゃないかな。過去にとらわれたり、やり直そうとしたり、未来のことを考えすぎたりせずに、今を生きろってね。どの犬にとっても、素晴らしい目的だと思うよ。

『僕のワンダフル・ライフ』
(C)2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC
──ハリウッドの主流とは一線を画する、小さいながらも味わい深い珠玉作を数多く作られていますが、映画製作について思うところはありますか?

監督:即興で、台本に書いていないことを求めたりする僕のやり方を受け入れてくれて、怖がったり、止めさせようとしたりしないんだ。自由にやらせてもらえて本当にありがたいと思っているよ。僕が役者たちに求めたいことを追求させてくれたり、他のバージョンを撮影させてくれたりすることで、素材が生きる。それこそ僕が必要なことだし、それをサポートしてくれるスタジオやその人々は本当に大切だよ。

──犬の声の主ジョッシュ・ギャッドについて教えてください。

監督:彼のことはとても好きさ。完璧な声だね。「アナと雪の女王」のオラフ役で練習していたんだが、犬たちのビジュアルにぴったりだと思ったんだ。あの犬たちの声だと信じられる。犬たちの映像とつながってるんだ。とても多才な役者で、面白いし、この作品に多大な貢献をしてくれている。いい役者に求める全てのものをもたらしてくれた。

(2017/10/04)


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ラッセ・ハルストレム
Lasse Hallstrom

1946年6月2日、スウェーデンのストックホルム生まれ。アマチュアの映像作家だった父親の影響を受け、高校時代から映画を撮り始める。1975年、『恋する男と彼の彼女』(未)で監督デビュー。85年、『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』で、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞などを受賞、アカデミー賞監督賞と脚色賞にもノミネートされる。93年、ジョニー・デップ、当時は無名のレオナルド・ディカプリオ共演の『ギルバート・グレイプ』で国際的な評価をさらに強固なものとする。また、ジョン・アーヴィング原作の『サイダーハウス・ルール』(99年)で、再びアカデミー賞監督賞にノミネート。その他の作品は、『ショコラ』(00年)、『シッピング・ニュース』(01年)、『HACHI 約束の犬』(09年)、『マダム・マロリーと魔法のスパイス』(14)など。また、キーラ・ナイトレイ、モーガン・フリーマン、ヘレン・ミレン共演の『The Nutcracker and the Four Realms』が控える。

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