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『しゃぼん玉』林遣都インタビュー

デビューから10年、過去の苦しみや楽しみが今に活きている

『しゃぼん玉』林遣都インタビュー
18歳で上京したときはさみしさを感じたことも

『しゃぼん玉』
2017年3月4日より全国公開
(C)2016「しゃぼん玉」製作委員会
あるときはお笑い芸人、またあるときはゲイの美術教師、そしてまたあるときは妻を激しく求める夫、といった幅広い役どころで昨年私たちを驚かせた若手俳優といえば、林遣都。精悍な顔立ちのなかにどこか少年らしさも漂い、その絶妙なバランスが魅力でもあるが、いまや実力派俳優の一人としても名を連ねている。

映画デビューから10年という節目の年に主演作として選んだのは、乃南アサのベストセラー小説が原作の『しゃぼん玉』。親の愛を知らずに育ち、犯罪を繰り返してきた孤独な青年が偶然降り立った田舎で、人の温かさに触れ、自分の人生を見つめ直す物語だ。大女優である市原悦子との初共演で得たものや繊細な演技が求められた難役とどう向き合ってきたのかなど、その思いを語ってもらった。


──今回、この役を引き受けた決め手を教えてください。

林遣都
:まず原作を読みましたが、そのときに伊豆見翔人を演じることにやりがいを感じたからです。嘘がないように大事に作っていかないといけないなと思って、色々と準備をしました。

──原作を読んだ際には、自分自身と重ね合わせて感銘を受けたそうですが、どのような部分に共感されましたか?

:僕は15歳から俳優業を始めたので、青春時代とか家族との時間というのはわりと少なくて、18歳で東京に出てきたときには、さみしい思いをしていた時期もありました。でも、そのなかで久々に会う家族や新しく出会う人にぬくもりを感じる瞬間があり、僕も出会いで生きてきているというか、そうやって人生を歩んできているなと思ったので、そのあたりが似ていると感じたのかもしれません。

(2017/03/03)


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林遣都
はやし・けんと

1990年12月6日生まれ、滋賀県出身。中学3年生の修学旅行中にスカウトされ2005年芸能界入り。07年、映画『バッテリー』主演で俳優デビュー。同作品での演技が評価され、第31回日本アカデミー賞新人俳優賞などその年の多くの新人賞を受賞した。 その後、『DIVE!!』(08年)、『ラブファイト』(08年)、『荒川アンダー ザ ブリッジ』(12年)など多数の映画で主演を務め、若手実力派俳優としてさらに注目を集める。近年は、Netflixドラマ「火花」に主演、NHKでも放送が開始している。NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』『精霊の守り人』といった人気ドラマをはじめ、映画『花芯』『にがくてあまい』『グッドモーニングショー』(すべて16年)など話題作に次々と出演している。

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