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『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』ティム・バートン監督インタビュー

こんな映画、見たことない! 摩訶不思議な世界観で人々を魅了

『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』ティム・バートン監督インタビュー
古い写真を基にして物語を作っていくという点に最も惹かれた

『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』
2017年2月3日より全国公開
(C)2016 Twentieth Century Fox
オリジナリティあふれる世界観で人々を魅了する映画監督、ティム・バートン。その最新作『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』が、2月3日より公開される。

舞台となるのは、美しく厳格な女性ミス・ペレグリンと子どもたちが暮らす謎めいた屋敷。その子どもたちは、空中浮遊能力を持った少女や透明人間の男の子、後頭部に鋭い歯を持つ女の子など、誰もがこの上なく奇妙だった。そんな彼らのもとに新たに加わったのが、孤独な少年ジェイク。彼は自らのある“力”に気づき、屋敷に迫る恐るべき脅威に立ち向かっていく……。

バートン史上、最も奇妙な本作について、監督自身に語ってもらった。


──大ベストセラーであるランサム・リッグスの小説を映画化した作品ですが、原作を初めてお読みになった時、写真についてはどのように理解されましたか?

ティム・バートン監督
監督:そこに魅かれたんだ。古い写真を基にして物語を作っていくというのが、最も気に入った点だったね。彼のコレクションほど大きくはないが、僕も写真を集めているんだ。写真にまつわるミステリー、詩的なところ、そして奇妙さといったもの、そこには物語があるけれどそれが何であるかはわからないというところが好きなんだ。それによって想像が膨らんでいき、それらについての自分なりの物語を作ることができる。それは本書の興味深いアプローチだと思ったね。

──原作はいつ頃読まれたのですか?

監督:2年ほど前のことだった。出版になった当時、誰かにこの本を送ってもらったんだ。この本についてはあまり知らなかったが、先入観がまったくなく、新鮮な目で見ることができたので、それは良かったと思っている。だから、出版後少し経ってはいたけれど、本が僕を発見してくれたのだと感じるね。ニューヨークタイムズの評に反応したからというわけではなく、原作に反応しただけだった。とてもポジティブな何かを感じた。外的影響がまったくないと、純粋に反応することができるものだ。

──映画化した経緯を教えて下さい。

監督:原作を基に(『キック・アス』『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』などの脚本家)ジェーン・ゴールドマンが脚本を書いたんだが、僕はこの素材がとても気に入ったので、手がけることにしたんだ。

──原作を知らないでこの素材を見た時、『X-MEN』を思い起こしましたが、似ているとは思いませんか?

監督:もちろんスーパーヒーローのジャンルはとても流行っているが、そういう風に始めたわけではない。本作は超能力についてというよりは、心の痛みについてであり、より人間版であると感じる。それぞれの子どもが独自の奇妙さを持っており、そこに僕は関心を持ったんだ。「僕たちは世界を救うぞ」というのではなく、「僕たちはこういう人間で、これが僕たちのやり方だ。何かの役に立てれば、もしくは何か問題を解決し、対処することができたら」というものだ。より地に足がついた人間レベルの話で、だからこそ僕は魅かれたんだよ。

(2017/02/03)


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ティム・バートン
Tim Burton

1958年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。ディズニーの特別奨学金でカリフォルニア芸術大学に入学、1979年にアニメーターとしてディズニーに入社する。短編アニメ『ヴィンセント』(82年)で監督デビューを果たした後に退社し、『ピーウィーの大冒険』(85年)で初めて長編映画の監督をつとめる。1989年、『バットマン』が世界的大ヒットを記録。続く『シザーハンズ』(90年)では広く女性ファンも獲得。その後も、『ビッグ・フィッシュ』(03年)、『チャーリーとチョコレート工場』(05年)、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(07)、『アリス・イン・ワンダーランド』(10年)などを監督。

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