『ジェーン・エア』キャリー・ジョージ・フクナガ監督インタビュー |
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19世紀半ばのイギリスで、不幸な生い立ちにも負けず、自分の尊厳を守りながら、強く激しく愛に生きる若きヒロイン。シャーロット・ブロンテの「ジェーン・エア」が時代を超えて愛され続ける理由は、ひとえにこのジェーンの魅力にある。
これまで映画やテレビ映画として何度も映像化されてきた名作を改めてスクリーンに蘇らせたのは、アメリカを目指す中南米の若者たちの壮絶な旅を描いた『闇の列車、光の旅』で鮮烈なデビューを飾ったキャリー・ジョージ・フクナガ。
『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカをヒロインに起用した最新の『ジェーン・エア』は、忠実に19世紀を再現しながら、21世紀に生きる若い女性がためらわずに共感できる現代性を併せ持つ。長編第2作にして、壮大なエピックに新しい風を吹き込んだ34歳の新鋭、フクナガに話を聞いた。
フクナガ:ストレートな映画を作ることに挑戦したかったから。僕はフィルムスクールでは撮影を中心に学び、そこで作ったのはヴィジュアル重視の実験的な作品が多くて、ほかの学生から批判されたりもした。でも、『闇の列車、光の旅』でストーリー性のあるものも作れることを証明した。今度は古典的なスタイルの映画を作ってみたいと思ったんだ。カメラを据えて俳優たちに演じてもらい、何が起こるのかを見届ける。余計な手を加えずにね。
僕はあまり感激屋じゃないけれど、ミアと(相手役でエドワード・ロチェスター役の)マイケル(・ファスベンダー)の共演シーンには涙が出そうになった。2人の人物の絶望と求め合う気持ち、この迫力が観客にも伝わることを願っている。
フクナガ:ミアは役を演じる才能だけじゃなく、役に対するアイディアも持っていた。この役のために全て投げ出す覚悟で臨んでくれた。
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キャリー・ジョージ・フクナガ
Cary Joji Fukunaga
1977年日本人の父とアメリカ人の母の間に生まれる。カリフォルニア大学サンタクルーズ校を卒業後、フランスのグルノーブル政治学院を経て、ニューヨーク大学で映画を学ぶ。短編映画『Victoria Para Chino』(04年)が国際的に高く評価され、09年に『闇の列車、光の旅』で長編映画を初監督。この作品がサンダンス映画祭のワールドプレミアで上映され、米国ドラマティックコンペティション部門で監督賞を受賞、その他様々な映画賞を受賞した。 |

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