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『愛しき人生のつくりかた』ミシェル・ブラン インタビュー

フランスで100万人動員! 涙あり笑いありの珠玉作を語る

『愛しき人生のつくりかた』ミシェル・ブラン インタビュー
人生が持つ本来の姿を見せようとする、オリジナリティにあふれた作品

『愛しき人生のつくりかた』
1月23日より全国順次公開
夫に先立たれたおばあちゃん、定年退職を迎えた息子、小説家志望の孫。パリに暮らす3世代が新たな人生を見つける姿を描いた『愛しき人生のつくりかた』は、疲れた心をじんわりと温めてくれる珠玉作だ。

本作で、自分を主張できない頼りない息子を演じたのはミシェル・ブラン。カンヌ映画祭男優賞を受賞した『タキシード』や『仕立て屋の恋』などで知られるフランスの名優だ。フランスで100万人を動員したこのロングランヒット作について、ブランに語ってもらった。


──この映画に出演した理由は?

『愛しき人生のつくりかた』
ブラン:本作は、コメディと偽りのない感動が混ざり合っていて、人生が持つ本来の姿を見せようとする作家の真の作品です。登場人物に対して暖かいアプローチをするジャン=ポール・ルーヴ監督(脚本・出演も兼務)の技量のおかげで、この作品はまるで本物の人生の様になりました。例えば、彼が演ずる酒飲みで青年に愛情を抱くタガが外れたホテルの主人の役にはとても感動しました。そして、この作品にはオリジナリティがあります。警察署でのシーンのように可笑しな会話と、(おばあちゃん役の)アニー・コルディにまつわる純粋な感動をもたらすシークエンスがとても特殊な形で混ざり合っています。

──あなたが演じた頼りない男性・ミシェル役について教えてください。

ブラン:早期退職をしたことが耐えられないと告白することも、自分のしたいことに打ち込むこともできない男です。自分が変わってしまったこと、我慢ならない男になったこと、妻の人生を台無しにしていることに気付かないのです! そこに母親の問題が加わり、強くならなくてはいけない時に弱ってしまうのです。この役を作り上げるにあたって、非常によく構成されていると思いました。(決断をして)テーブルを叩かなければいけない時にも、兄弟たちの言いなりになってしまいます。母親を老人ホームに入居させ、アパルトマンを売るという考えは彼のものではありません。私にとっての彼は、海がしけている時に船のマストを失ってしまう男なのです。

(2016/01/21)


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ミシェル・ブラン
Michel Blanc

1952年4月16日、パリ郊外生まれ。高校時代の友人であったクリスチャン・クラヴィエやジェラール・ジュニョらと劇団Splendideを結成し、映画ではパトリス・ルコント監督の『レ・ブロンゼ』(78年、79年、06年)シリーズで成功を収める。カンヌ映画祭で男優賞を受賞した『タキシード』(86年)や『仕立て屋の恋』(89年)、『マルセイユの決着』(07年)など話題作に出演しながら、舞台やテレビでも活動。『他人のそら似』(94年)他、4本の監督作品がある。

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