『Black & White/ブラック & ホワイト』クリス・パイン インタビュー

アクション大作に次々出演のホットなスターを直撃!

#クリス・パイン

マックG監督は大きな子どものような人

『LOST』のプロデューサーでもあるJ.J.エイブラムスが監督したSF大作『スター・トレック』で主役に抜擢されたクリス・パイン。ハリウッドで最もホットなスターのひとりである彼が出演したアクションロマンスが『Black & White/ブラック & ホワイト』だ。

同作でパインが演じたのスゴ腕のCIAエージェント。リース・ウィザースプーン扮する魅力的な美女に二股をかけられてしまう。恋敵は同じCIAエージェントで、愛しい人をめぐり職権を乱用した大バトルを繰り広げる男性を演じたパインに話を聞いた。

──監督は『チャーリーズ・エンジェル』や『ターミネーター4』などを手がけたマックGですが、彼との仕事はいかがでしたか?

パイン:素晴らしい監督というのは、作品に対する情熱を持っている人だと思います。マックGは(パインの出演作『アンストッパブル』を監督した)トニー・スコット同様、大きな子どものような人で、映画作りが大好きで魔法の王国に入る鍵を手にしている。協力相手としては素晴らしい人です。
 マックGはアクションとコメディを組み合わせる能力に優れていて。それに、ミュージックビデオを手がけていたため、映像美の基準がとても個性的でスタイリッシュ、そしてセクシーで生き生きとしている。映画に関しても並外れた知識を持っているんです。
 印象的だったのは、彼が試行錯誤を繰り返すこと。脚本通りに撮影を終えた後で、何か別のものを試してみるのが大好きなんです。とても自由にできる感じでした。

──そういうアドリブを不安に思ったりはしなかったんですか?

パイン:自分がやることを正確に知っておきたい方なので、最初は難しいと思いました。でも、脚本を離れていいものを見つけられるかどうか試すことは良い経験になりました。

現実の僕は、迫り来る危険から話し合いで抜け出そうとするタイプ



──CIAエージェント役ですが、出演にあたって何かトレーニングをしましたか?

パイン:銃の扱いについて学ぶことがたくさんありました。接近戦については専門家について訓練しました。映画では基本の動きを、より大げさに演じてセクシーに見せるようにしました。

──『スター・トレック』と『アンストッパブル』にも出演していますが、アクションには慣れましたか?

パイン:『スター・トレック』、『アンストッパブル』、本作と、ずっと楽しんで演じています。現実には迫り来る危険からなんとか話し合いで抜け出そうとするタイプですが、映画では、内に秘めたチャールズ・ブロンソンのような肉体派の部分を解き放つことができます。

──この映画のように、友人と1人の女性を争ったことはありますか?

パイン:ありがたいことに、答えは「ノー」です。

──もし争わなければならないとしたら?

パイン:僕は(演じた)FDRほど武術が得意ではないので、多分、相手に対する抵抗を、不服従や怠慢で表現する受動攻撃をするしかないでしょうね。

──あなたはロマンティックなタイプですか?

パイン:ロマンティックにはなれますよ。

クリス・パイン
クリス・パイン
Chris Pine

1980年8月26日生まれ、アメリカ合衆国ロサンゼルス州生まれ。祖母、両親が俳優という芸能一家に育つ。テレビドラマ『ER/緊急救命室』や『CSI:マイアミ』などにゲスト出演した後、『プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング』(04年)で映画デビュー。さらに『スター・トレック』(09年)で主役のジェームズ・T・カーク役に起用され、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(13年)で再び同役を演じる。また、『エージェント:ライアン』(14年)では“新生”ジャック・ライアンに扮した。舞台でも活躍している。主な映画出演作は、『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』(07年)、『アンストッパブル』(10年)、『Black & White/ブラック & ホワイト』(12年)、『イントゥ・ザ・ウッズ』(14年)など。

クリス・パイン
Black & White/ブラック & ホワイト
2012年4月20日よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開
[監督]マック・G
[出演]リース・ウィザースプーン、クリス・パイン、トム・ハーディ
[原題] THIS MEANS WAR
[DATA]2012年/アメリカ/20世紀フォックス/98分
(C) 2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.