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『悪党に粛清を』マッツ・ミケルセン インタビュー

待望の初来日を果たした“北欧の至宝”

『悪党に粛清を』マッツ・ミケルセン インタビュー
西部劇は、台詞よりも表情がすべてだ

『悪党に粛清を』
6月27日より全国公開
2014 Zentropa Entertainments33 ApS, Denmark, Black Creek Films Limited, United Kingdom & Spier Productions (PTY), Limited, South Africa
『007/カジノ・ロワイヤル』やカンヌ国際映画祭主演男優賞に輝いた『偽りなき者』などで活躍し、日本でも放送中のテレビシリーズ『ハンニバル』のレクター役で人気を不動のものにした“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン。

最新主演作の『悪党に粛清を』は母国のデンマーク映画ながら、アメリカが舞台のウエスタン・ノワールという異色作だ。兄と2人でアメリカへ渡った元兵士が、数年を経てようやく合流したばかりの妻子を無惨に殺され、復讐に立ち上がる。本作を引っさげて初来日したミケルセンに話を聞いた。


──西部劇の主人公を演じてみて、いかがでしたか?

ミケルセン:こんな機会が訪れるとは思ってもいなかった。アメリカでは(こういう役は)アメリカ英語を話すものだけど、僕の英語はそうじゃないからね。だから、アメリカが舞台の西部劇で主役をつとめるいいチャンスだったよ。役としても興味深い人物だった。結果的に彼はヒーローになるけれど、彼自身にそんなつもりはなかった。普通の男が、ヒーローにならざるを得ない状況に追い込まれる。古典的な英雄ではない点を楽しんで演じた。

マッツ・ミケルセン
──演じるうえで心がけたことは何ですか?

ミケルセン:西部劇は伝統的に台詞が少ない。古い西部劇を見れば、顔の表情がすべてなのがわかる。チャールズ・ブロンソンとか、力強い顔だ。西部劇には目で語る伝統があり、僕らもこの映画でその伝統を目指した。

──目で語る、演じるという点では、ダンサーだった経験は役立ちますか?

ミケルセン:たぶん。でも自分ではあまり意識しないんだ。ただ、映画というメディアはとてもパワフルで、些細なことまで全部とらえることができる。だから、大げさにする必要はないんだ。俳優が演じるキャラクターとして何かを感じたら、それは観客に伝わる。僕は以前からそう強く信じている。だから俳優は内面的に正直でなければならないし、それを観客がキャッチしてくれればうれしい。いつもそうとは限らないけど、大抵はそういうものだよ。

(2015/06/29)


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マッツ・ミケルセン
Mads Mikkelsen

1965年11月22日生まれ、デンマーク・コペンハーゲン出身。体操、バレエダンサーを経て、演劇を学び俳優の道に進む。1997年、ニコラス・ウィンディング・レフン監督『プッシャー』で映画デビュー。レフン監督とはその後、『ブリーダー』(99年/未公開)『プッシャー2』(04年/未公開)『ヴァルハラ・ライジング』(09年)でも組む。スサンネ・ビア監督の『しあわせな孤独』(02年)、『アフター・ウェディング』(06年)を経て、『007/カジノ・ロワイヤル』(06年)のル・シッフル役で人気を博す。『キング・アーサー』でハリウッドに進出し、『シャネル&ストラヴィンスキー』(09年)、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(11年)などで国際的に活躍し、トマス・ヴィンターベア監督の『偽りなき者』(12年)でカンヌ国際映画祭主演団入賞を受賞。2013年からはテレビシリーズ『ハンニバル』『ハンニバル2』で主人公ハンニバル・レクターを演じ、さらにファン層を広げている。

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