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『騒音』関根勤監督インタビュー

「100周年」を記念して、国民的人気タレントが念願の映画監督に挑戦!

『騒音』関根勤監督インタビュー
60過ぎてこんなに楽しいことがあったんだ!

芸能界で40年以上に渡り活躍し続ける人気タレント・関根勤。映画をこよなく愛する彼が、夢だった監督業に挑戦! 100のオマージュを盛り込んだ娯楽作が『騒音』だ。

突如現れた地底人に、哀愁漂うしょぼくれたオヤジたちが立ち向かう物語で、タモリ、明石家さんま、千葉真一、戸田恵子、YOU、廣田あいか(私立恵比寿中学)、実の娘でもある関根麻里ら豪華キャストが出演。SF、コメディ、バイオレンス、家族愛、感動……様々な見どころが詰まった本作について、「関根監督」に語ってもらった。


撮影中の様子
──「関根勤100周年記念「作品」ということですが、何が「100周年」なんですか?

監督:2013年に僕は60歳、デビュー40周年を迎えることになり、強引だけど合わせて100にしちゃったんです(笑)。その記念に、チャンネルNECOで僕と「ずん」の飯尾(和樹)君が1年間映画を学んで最後に映画を撮るという番組(『映画ちゃん』)がはじまったんです。映画は大好きなので、いつか映画を撮ってみたい気持ちはあったから嬉しかったんですけど、そんなに甘いもんじゃないことは分かっていたので、心のどこかで「本当に撮れるわけない」と思っていた部分もありました。でも、13年の10月にプロデューサーから「監督、いよいよ撮りますか」って言われて「本当に!?」って(笑)。でも、やっぱり映画はお金がかかりますから、お金は集まらないだろうと思っていたらうちの事務所の社長が「関根くん、僕が出すよ! 欽ちゃんのときも出したんだから」って言ってくれて、いよいよ逃げられなくなっちゃったんです。
さらに、僕の30年来の友人で、いっしょに仕事もしている(放送作家の)舘川(範雄)君が、今まで僕がしゃべったことを全部書き留めてストーリーにしてくれていて脚本も出来上がっているときたら、やるしかないですよ。
やると決まってからは、芸能生活40年のなかで最大のプレッシャーの日々でした。でも妻がいつもと変わらない調子で『映画監督なんて誰でもできることじゃないんだから、とても幸せじゃない。撮りたくたって撮れない人はいっぱいいるのよ』と言ってくれて胸のつかえがストンと落ちたんです。撮影に入ってからはとにかく楽しくて「60過ぎてこんなに楽しいことがあったんだ!」って思うくらい毎日楽しかったです。

撮影中の様子
──主人公は地底人に免疫のあるオヤジで、温水洋一、村松利史、酒井敏也さんたちが演じています。このアイデアはどこから来たのですが?

監督:主演は若くて二枚目が当たり前とされているなか、さえないオヤジたちが活躍する作品があってもいいだろうと思っていたのと、この企画が生まれるだいぶ前から「もし僕が映画を撮るとしたら」って妄想を書き留めたものがあって、それを見返したら温水さん、松村さん、酒井さんの名前はそのときから出てきていたので、知らぬ間に僕の心のなかにはこの3人が深く入り込んでいたんでしょうね。後になって知ったんですが、実はこの3人は初共演なんですよ。3人がそろった時に『初共演なんですってね』と喜び勇んで言ったら、村松さんが『普通こんなの3人呼びませんよ〜、1人でいいでしょ〜』って自分で言ってたくらいですから(笑)。いまの日本映画には珍しい組み合わせですよね。

──さらに本作はSF映画でもありますよね!

監督:そんなオヤジたちがドラマティックに活躍するにはSFアクションにしたかったし、僕はまがいなりにもお笑い畑で40年生きてきた人間ですから、とにかくコメディを作るしかないと思っていました。SFではエイリアンが王道ですけど、低予算でおもしろいものを作ろうという目論見もあったので、攻めてくるのは地底人にしました。エイリアンは造形やら特殊メイクやらでお金がかかりそうだったので(笑)。地底人なら土色の服を着てマンホールから出て来るだけでいいですから(笑)。

(2015/05/27)


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関根勤
せきね・つとむ

1953年8月21日生まれ。東京都出身。1974年にTBS「ぎんざNOW」の「素人コメディアン道場」に出演し5週勝ち抜きを果たし、初代チャンピオンを獲得。そのコーナーで審査員を担当していた浅井良二にスカウトされ現在所属の浅井企画に入る。以後、テレビ・ラジオ・CMなどで活躍。現在に至る。映画は幼少の頃より大好きで、『燃えよドラゴン』に至っては劇場に33回通ったほど。映画好きが高じてこれまでに映画関連の著書を多数出版。2014年に出演した『烈車戦隊トッキュウジャー(EX)』では、車掌役として出演する傍ら、自身の映画の参考にと撮影スタッフの動きを観察するなど、映画への情熱を見せていた。

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