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『ブラを捨て旅に出よう〜水原希子の世界一周ひとり旅〜』水原希子インタビュー

20代最後の大冒険! 体を張ったかけがえのない経験とは?

『ブラを捨て旅に出よう〜水原希子の世界一周ひとり旅〜』水原希子インタビュー
筋書き通りではないからこそ、おもしろい化学反応が生まれた

Huluオリジナルドラマ『ブラを捨て旅に出よう〜水原希子の世界一周ひとり旅〜』
2020年1月24日より配信中
(C)Hulu Japan
動画配信サービスの普及により、それぞれが制作するオリジナル番組の幅も広がってきたが、そんななか1月24日からHuluでスタートしたのは『ブラを捨て旅に出よう〜水原希子の世界一周ひとり旅〜』。本作は、主演を務める水原希子が世界一周する様子に密着した新しいタイプのドラマだ。

今年で30歳を迎える水原が20代最後の大勝負として挑んでおり、中国やベトナム、インドなどの国々をバックパッカーで回りながら、各地でさまざまな出会いを繰り広げている。そこで、無事に旅を終えた水原に、撮影中のハプニングからいまの心境までを語ってもらった。


──今回はドラマ半分、ドキュメンタリー半分という感じですが、実際に撮影してみてどうでしたか?

水原:まったく初めての感覚でしたね。事前に打ち合わせをしていたときは実感がなかったので、「おもしろくなりそうですね!」みたいな感じで進んでいたんですけど、いざ出発となったら前日にすごく焦ってきちゃって……。プロデューサーにも「画が見えてますか?」と聞いちゃったくらいでした(笑)。でも、やったことがないからこそおもしろいと思えましたし、チャレンジングな作品だったので、本当に勢いだけで行くことができたと思います。

──これまでの作品と大きく違ったのは、どのあたりですか?

水原希子
水原:普段、映画やドラマの撮影に行くときはセリフをしっかりと入れていく方なんですが、今回共演するのは現地に住んでいる方々ばかりということもあり、台本通りには行かないだろうなと思ったので、流れをなんとなく把握するくらいで行きました。やってみないとわからない感じは、まさにドラマ半分、ドキュメンタリー半分ですよね。
 実際、筋書き通りには全然行かなかったんですけど、奇跡的に予定通りになったりすることもあったので、役者さんとするのとは一味違うおもしろい化学反応が生まれました。

──では、特に大変だったことを挙げるとすれば?

水原:出演してくださる方にシーンの意図を理解してもらうために事前に説明をするんですけど、現地に着いてから気が付いたのは、うちのスタッフが誰も英語を喋れないということ(笑)。その結果、英語が話せる私が間に入ることになったので、ただ旅をしているという以上に、一緒に作っている感じでしたね。しかも、お互いにつたない英語同士なので、ほぼボディランゲージとパッションだけで伝えていましたが、そういったプロセスも含めてすごくいい体験になりました。

──そのなかで、思い出に残っているのはどんなことですか?

水原希子
水原:たとえば、中国編はちょっとコメディっぽいのに、そのあとのベトナム編では感動する話になったりするので、それぞれの国によって全然違いますが、とにかく人との出会いはすごかったですね。あと、今回の撮影ではスタッフが少人数だったので、役割に関係なく、全員がその場でできることをやらなければいけない状況。おかげでチームワークと絆も深まりましたし、手作り感のある作品になったと思います。それにしても、自分がすべての工程に関わっていくとは考えてもいませんでしたね。

──では、思い通りにいかなかったことや現地でのエピソードも教えてください。

水原:いい意味でも悪い意味でもたくさんありますよ(笑)。とはいえ、ほとんどが素晴らしかったことですが、たとえば1話目に登場する中国のタクシーの運転手さんは本物の運転手で一般の方ですが、設定をすごく早く理解してくれたので、セリフではないようなナチュラルさでコミュニケーションを取ることができました。
 インドでも私が汚物を踏んでしまい、それを見ていた売店のおばちゃんが笑うというシーンがありましたが、その人に出演を頼んだのはなんと撮影の10分前。結構セリフがあったにもかかわらず、最初から見事な演技をしてくれました。おかげで私も自然な演技を引き出してもらったと思います。そういった予想もしないような素晴らしい出来事は、旅のなかでたくさん起きました。

──ちなみに、悪い意味ではどんなことがありましたか?

水原希子
水原:実は、あるシーンで役者さんを起用したところがあるのですが、それまで素人の方があまりにも素晴らしかったので、役者さんだからということでさらに期待していたんです。そしたらその人が、いくら言っても聞く耳は持たないし、お願いしたリアクションもしてくれないし、とにかく全然がんばらないんですよ……。
 なので、スタッフもみんなすごく苦戦してしまったんですが、最終的には私と言い合いみたいになっちゃって(笑)。悪い人ではないので、撮影後は「ありがとうね」と言って終わったんですけど、本気でぶつかり合うこともありました。でも、そもそも私がそういう役回りをすること自体、予想外でしたね。

──そういったことを経験するなかで、学んだこともあったのでは?

水原:今回はまず監督の意図を聞いて、それを私が相手に英語で手取り足取り教える感じで進めていましたが、パッションだけでも相手に伝わるんですよね。もちろん言葉も大事ですけど、いざとなったらそれも関係ないんだなということを知り、「人間ってすごいな」と思いました。
 あとはインドのバラナシに行ったとき、ガンジス川に入るか入らないかで悩んだのですが、現地の方が日常のなかで普通に沐浴しているのを見ていたら、だんだん気持ちが変化したことも。そんなふうに、事前に考えていたことと、実際に行って体感してみるのとでは、自分の感覚にも違いがあったので、予定になかったことにもたくさん挑戦しました。特にインドではそういったことが多くあり、いまでは大好きな国のひとつです。

──また、各地の民族衣装も素敵でしたが、実際に身に着けてみていかがでしたか?

水原:民族衣装ってテンションが上がるので、どれも楽しかったですね。チャン族の衣装も、ベトナムのアオザイもよかったですが、着ることができて一番うれしかったという意味では、インドのサリー。長い布1枚でできているので、いざ着てみるとすごく大変。でも、本当に美しくて素敵だったので、サリーのお店に行ったときは、長居しすぎて、スタッフに怒られてしまったほど(笑)。本当に、それぐらいうれしかったです!

(2020/02/04)


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水原希子
みずはら・きこ

1990年10月15日生まれ、アメリカ・テキサス州ダラス出身。2003年にモデルとしてデビューしたのち、数々のファッション誌で専属モデルとして活躍する。その後、第67回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門にノミネートされたトラン・アン・ユン監督の『ノルウェイの森』(10年)に抜擢され、女優としての活動を開始。主な映画出演作は、『進撃の巨人』(15年)や『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』(17年)など。有名ブランドのアンバサダーを務めるほか、デザイナーとしても才能を発揮しており、グローバルな活躍で注目を集めている。

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