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ドラマ『連続殺人鬼カエル男』工藤阿須加 インタビュー

『ニッポンノワール』怪演から一転、まっすぐな若手刑事を熱演

ドラマ『連続殺人鬼カエル男』工藤阿須加 インタビュー
自身のトラウマも役作りに反映させた

中山七里の同名小説を原作に、宝島社「『このミステリーがすごい!』大賞」の関連作品をドラマ化する『このミス』大賞ドラマシリーズ第4弾『連続殺人鬼カエル男』(全8話)が、1月9日よりカンテレ、10日よりU-NEXTにてそれぞれ放送・配信される。

独特の犯行手口からマスコミに「カエル男」と命名された連続殺人鬼と、事件を追う刑事たちの姿を描く本作。昨年のドラマ『ニッポンノワール―刑事Yの反乱―』ではじけた演技を見せた工藤が、本作では一転、過去にトラウマを抱えながらも事件に挑む若手刑事・古手川を熱演。主演を務めた思いや俳優デビュー9年目を迎えた心境を聞いた。


ドラマ『連続殺人鬼カエル男』
2020年1月9日より放送/10日より配信開始/詳しい放送時間は公式サイトをご覧ください
https://www.ktv.jp/konomys/kaeruotoko/
──まずは、作品の印象を教えてください。

工藤:原作と台本を読ませていただいて、重厚感あり緊張感あり、かつスピーディーな展開で、サスペンス要素やミステリー要素を含みながらもヒューマンドラマであると感じました。古手川の成長や鶴見(辰吾)さんが演じられた渡瀬との関係性も濃く描かれていくので、最後まで見て下さった方にはヒューマン性の強い作品だと感じていただけると思います。

──本作を通して新しく経験したことなどはありましたか?

工藤:今回改めて、自分がこうして芝居できるのは環境を作り上げてくれる人たちがいるからこそだと再確認しました。撮影は約1ヵ月間とタイトなスケジュールで睡眠時間も限られた状況だったんですが、一丸となっていいものを作ろうとみなさん苦しい顔をせずに全力でアプローチしていました。僕も芝居させてもらっている幸せや感謝の気持ちを忘れてはいけない、ということを再確認させていただいた現場でした。

──演じられた古手川は過去に秘めたものがある刑事ですが、役作りはいかがでしたか?

工藤阿須加
工藤:古手川は考える前に行動してしまうタイプのまっすぐな人間で、そこは自分にもある部分なので共感しました。それを大事に考えながら台本を読み進めると、古手川には背負っているトラウマがあることを知りました。同じような経験はないですけど、自分なりに近い経験を思い出しながらその時に感じた嫌な思いや辛さを古手川に近づけ、膨らませていけるかと常に考えながら芝居していました。

──役を自分の中に取り入れて演じる感じ?

工藤:そうですね。役に近づける方もいると思うんですが、僕は寄り添うというか、歩み寄るというか。経験したことのない感情を作るのは難しいと思います。その分自分がどれだけ想像できるかが求められていると思うので、映画を見たり色々な人と話をしたり、色々な情報をできるだけ得て、少しずつでもイメージを膨らませていくことが重要だと思っています。

──「お互いに歩み寄る」という事ですが、今回はどこら辺がフックになって役をつかめたのでしょうか?

工藤:過去にトラウマを抱えている古手川と、似たような経験をしたことがあったのですごく分かりました。その経験があったから古手川という役に深みを出すことができたのではないかという思いますし、今となっては古手川を演じるために良かったのではないかと思えました。

──その経験はお伺いしてもしてもいいですか?

工藤:はい。昔、僕自身にも苦しい時期がありました。痛みということを、言葉にするのは難しいしトラウマの種類は違いますけど、近いものをとても感じました。監督とも話をさせていただいて、そのあたりを丁寧にくみ取ってくださったみたいです。

(2020/01/09)


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工藤阿須加
くどう・あすか

11991年8月1日生まれ。埼玉県出身。2012年にドラマ『理想の息子』で俳優デビュー。NHK大河ドラマ『八重の桜』(13年)にて主人公・新島八重の弟・山本三郎役を演じたほか、最近ではドラマ『ニッポンノワール―刑事Yの反乱―』、CX「教場」、映画『夏美のホタル』(16年)、映画『ちょっと今から仕事やめてくる』(17年)などに出演。2014年には第24回日本映画批評家大賞 新人男優賞を受賞。俳優業のほか、2018年10月より朝の情報番組『ZIP!』にて水曜パーソナリティーも務めている。

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