松山メアリ

新体操で全国大会出場の経験を生かしてアクションに挑戦!

 

『牙狼<GARO> 〜RED REQUIEM〜』松山メアリ インタビュー

『牙狼<GARO> 〜RED REQUIEM〜』松山メアリ インタビュー

 

ダメだろうなって思っていたので
決まったときは本当に嬉しかった

  • テレビ東京の深夜枠で2005年〜06年にかけ放送され、大人向けの特撮ヒーローものとして人気を博した『牙狼 GARO』が、3D映画『牙狼<GARO> 〜RED REQUIEM〜』となって帰ってきた。監督をつとめるのは、テレビ版に引き続き雨宮慶太。主演も引き続き小西遼生が演じるが、映画版ではその他のキャストが一新。新たな世界を作り出している。

    そのなかで、魔獣たちと闘うスーパーヒロイン烈花(れっか)を演じているのが松山メアリだ。新体操の選手として全国大会出場2回というキャリアを持つ彼女は、その身体能力を生かし、スタイリッシュなアクションを披露。これが本格アクション初挑戦とは思えない技を披露している。

    普段はまわりから「フワフワしている」と言われるという松山だが、本作では一転、近寄りがたいようなクールなキャラクターを生み出した。その松山に出演に至る経緯からアクションでの苦労、得意の手料理についてまで話を聞いた。

    [動画]『牙狼<GARO> 〜RED REQUIEM〜』松山メアリ インタビュー

  • [動画]『牙狼<GARO> 〜RED REQUIEM〜』舞台挨拶

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  • ──今回は3D映画です。まずは完成作を見たときの感想をお聞かせ下さい。
  • 松山:今まで挑戦したことのない役だったので、どんな出来上がりなのか想像がつかなかったんですけど、3DやCGが盛りだくさんで格好良く撮っていただき、いい感じに仕上がったなって思いました。
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  • ──烈花役を射止めるまでの経緯を教えてください。
  • 松山:オーディションだったんですけど、その話を前日くらいに急に聞いたんです。ちょうど舞台稽古の最中で、大きな荷物を抱えて、なぜか、アクションのオーディションなのに、短いスカートにレギンス姿で行って。何でスカートをはいていったんだろうって、今でも思っちゃうんですけど(笑)。
    そんな感じでオーディション会場に行ったら、私はノーメイクだったんですけど、みんなは可愛いメイクをして、きちんとズボンをはいてきている。それを見て、もう無理って思って。
    で、そのままオーディションになり、最後に何かアピールするものはありますかって聞かれたので、スカートだけどレギンス履いているからいいかって思って前方回転を披露したんですね。それで「ありがとうございました」と言って帰ったら、2日後くらいに決まりましたと連絡が来て、私は控え室に入った時点でダメだろうなって思っていたので、決まったときは本当に嬉しかったですね。
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  • ──それは、レギンスを履いているとはいえ、ミニスカートで前方回転をした根性が認められたから?
  • 松山:(笑)。どうなんでしょう? わからないんですけど、あのときは、ここまで来たんだからやるしかないって気持ちがありました。
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  • ──雨宮監督に、何で自分がオーディションに通ったか聞いてみました?
  • 松山:雨宮監督はオーディションには立ち会っていなかったんです。私が烈花役に決まってから、舞台の本番をアクション監督の横山さんと見に来て下さって。いつもサングラスをかけていて、ちょっと恐いイメージがあるので大丈夫かなって思っていたんですけど、現場に入ったらお父さんみたいな感じで。
    それと、私が演じる烈花は自分のことを「俺」って言うんですけど、最初にオーディションで読んだ台本では「俺」とは言わない。なので決定稿が届いたときに「俺」って書いてあったので、印刷ミスだと思ったくらい(笑)。理由を聞いたら、格好良くてキレイで強い女性のヒーローを作りたいと言われて、私は普段、フワフワしている感じがするってよく言われるんですけど、今回の役はきっとできるはずだからと言っていただいて。そのために声も、一番低くしてくれと言われました。
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  • ──低い声で喋っていても、演じている最中に元に戻っちゃったりしませんでした?
  • 松山:ありました! もう、しょっちゅうです。アクションはOKだったのに、声がNGだって言われて撮り直したこともいっぱいあったし、声が一番難しかったんじゃないかなって思いますね。
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  • ──元々、アクションには興味がありました?
  • 松山:ずっと新体操をやっていたので、それを生かせる仕事ができたらいいなとは思っていました。なので今回は、どれくらい自分でアクションをやるのか、ワイヤーとかもあるのかなって思っていたら、本当にバシバシあって(笑)。ビルからも飛び降りたし、こんなに本格的にやらせてもらえるんだって、すごく感動しましたね。
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  • ──新体操をやっていて良かったですね?
  • 松山:本当にそう思います。やっていなかったら、今回は出ていなかっただろうなって思うので。
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  • ──では、アクションで大変だったこと、きつかったことがあったら教えて下さい。
  • 松山:暑さです。今回のコスチュームは全部、監督のデザインでオーダーしたものなのですが、革なので……。私はまだ露出があるのでいい方ですが、撮影時期が夏だったので、男性陣はみんな大変だったと思います。本当に暑いと言っていましたから。
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  • ──自分が3Dでスクリーンから飛び出るのってどんな気持ちでしょう?
  • 松山:アクションだということもあって、普通より迫力があるので、「烈花ってすごいな」とか「強いじゃん」って客観的に見てたところがありますね。あと、雨宮監督独特のデザインの字体があるのですが、その字体で自分の名前が出てきたときは一番感動しました。
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  • ──この映画をきっかけに、今後、アクション系の役柄が増えそうですが。
  • 松山:自分のやってきたことが生かせるので、体が動くうちは、できる限り挑戦していきたいという気持ちはあります。
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  • ──ところで、松山さん流のオンとオフの切り替え方法なんてあります?
  • 松山:私の場合、ご飯を食べるとか、友だちと話すとか、ゆっくり寝るとか、本当に普通なんです。あとは、掃除ですね。
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  • ──えっ、掃除が好き?
  • 松山:はい(笑)。上京して3年経つんですけど、いろいろやるようになって。掃除以外にも、ドラッグストアに行くのも好きですし、料理もするようになったので自炊に挑戦したりしています。
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  • ──仕事のために日頃から気をつけていることは何でしょう?
  • 松山:やっぱり体調管理は一番気をつけていますね。そういうこともあって、自炊をするようになりました。
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  • ──得意料理なんてありますか?
  • 松山:料理を始めてから作るようになったのは、かぼちゃの含め煮です。母にもよく作ってもらいましたが、自分で料理本を買って、作りたいなと思って作るようになったら、結構簡単にできるようになったんです。
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  • ──それは一番の得意料理でしょうか?
  • 松山:そうですね、今のところ。
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  • ──では、自己採点すると何点くらいでしょう?
  • 松山:事務所の寮に住んでいるんですけど、一緒に住んでいるタレントの子にお裾分けすると「すごい美味しい」と言ってくれるので、80点くらいにしておきます(笑)。

(2010/10/29)

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松山メアリ

まつやま・めあり
1991年、兵庫県出身。新体操の選手として全国大会への出場経験2回。また、バレエ歴8年という特技を持ち、正統派美少女としてグラビアで注目を集める。その後、ドラマや舞台で活躍。映画『三十九枚の年賀状』(08)の千鶴役、オリジナルDVD『ハプニング〜生存者0〜』主演、舞台『女信長』御市役などで活躍。今後が楽しみな若手女優の1人。

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松山メアリ

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『牙狼<GARO> 〜RED REQUIEM〜』場面
『牙狼<GARO> 〜RED REQUIEM〜』場面
『牙狼<GARO> 〜RED REQUIEM〜』場面
 『牙狼<GARO> 〜RED REQUIEM〜』
2010年10月30日より新宿バルト9ほかにて全国公開
(C) 2010 雨宮慶太/東北新社

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