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『花の生涯〜梅蘭芳〜』 レオン・ライ、チャン・ツィイー インタビュー

映画『花の生涯〜梅蘭芳〜』レオン・ライ、チャン・ツィイー インタビュー
チャン・ツィイーとの“縁”を感じた/レオン・ライ

  • 中国の巨匠チェン・カイコー監督。京劇をモチーフにした『さらば、わが愛 覇王別姫』で1993年度カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞した彼が、15年の時を経て再び京劇の世界を描いた『花の生涯〜梅蘭芳〜』。1894年に中国・北京に生まれ、1961年に亡くなった伝説的名優・梅蘭芳(メイ・ランファン)の半生を描いた人間ドラマだ。京劇の華麗さと悩み深い人生が鮮やかに綴られ、人々の胸を打つ。この作品で梅蘭芳を演じたレオン・ライと、梅蘭芳が愛した女性を演じたチャン・ツィイーに話を聞いた。
     
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  • ──お2人にとって梅蘭芳とは、どんな存在なのでしょうか?
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  • レオン・ライ(以下、ライ):どの国にもそういうものはあると思いますが、中国にとって京劇は国宝のような伝統演劇。我々のように芸能に携わっている者にとっての基本になるものです。残念ながら、彼の舞台を実際に見ることは出来ませんが、おそらくもし見ることができたとしても、言葉で(その素晴らしさを)語り尽くすことはできないと思います。
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  • チャン・ツィイー(以下、ツィイー):全世界で唯一の人物だと思います。
     
  • ──レオン・ライさんは梅蘭芳を、チャン・ツィイーさんは梅蘭芳が愛した孟小冬(モン・シャオトン)を演じたわけですが、演じてみていかがでしたか?
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  • ツィイー:自分たちと、梅蘭芳と孟小冬の2人を比較するわけではないのですが、時々、役者同士は互いを理解し合うことができます。いちいち言葉にしなくても、相手が求めているものが分かり、理解し合える。梅蘭芳と孟小冬の2人も、互いに理解し合っているんだと思います。
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  • ライ:私とツィイーは、ずいぶん長い間の知り合いですが、京劇をテーマにするこの映画で共演できたことに、とても“縁”を感じました。
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  • ──チャン・ツィイーさんは、なぜこの作品に出演しようと思ったのでしょうか?
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  • ツィイー:役柄に魅力を感じたからです。実はオファーがくる前に、孟小冬に関する本を読んでいたのです。もしインタビュー時間がもっとあれば、彼女の魅力について色々お話ししたいのですが、とにかく彼女は大変魅力的な人物で、そこに惹かれました。また、チェン・カイコー監督とは、前から一緒にお仕事をしてみたいと思っていたので、夢が実現したといった感じです。
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  • ──チェン・カイコー監督が京劇を描いた『さらば、わが愛 覇王別姫』では、故レスリー・チャンが京劇の女形を演じ絶賛されましたが、同じように本作で京劇の女形を演じるに当たり、プレッシャーを感じたりはしたのでしょうか?
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  • ライ:プレッシャーは全くありませんでした。みなさんが比較したくなるのは分かりますが、『さらば、わが愛 覇王別姫』と本作は全く違う作品です。見ていただければ、分かっていただけると思います。
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  • ──ツィイーさんが演じた孟小冬は京劇の男形女優ですが、演技は大変でしたか?
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  • ツィイー:一番大変だったのは、京劇を習い始めたときでした。全てを1から勉強しなくてはならず、まるで、赤ちゃんが歩き始めるような感じでした。スクリーンには(努力は)少ししか映っていないのですが、見ていただければ努力の跡を分かっていただけるのではないかと思っています。
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  • ──この作品は、2月に行われた第59回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされ、お2人も出席したわけですが、偶然にも10年前、レオン・ライさんは『ラヴソング』で、チャン・ツィイーさんは映画デビュー作の『初恋のきた道』でベルリン映画祭に出席しています。この10年の間に、あなた方をとりまく環境はどう変わりましたか? また、内面的に変わった部分、変わらない部分についても教えてください。
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  • ツィイー:10年前にはインターネットも発展していなかったし、環境としては大きく変わりました。以前は、映画祭に行っても、みんなのリアクションを知るのは帰国してからでした。でも今は、メディアが熱狂的に追いかけてくるので、みんなとの距離も近くなりました。その分、みんなの目にさらされる機会が増えたわけですが。みんなも、今よりは映画を見る機会が少なくて、ベルリン映画祭のこともよく知らなかった。だから、『初恋のきた道』が銀熊賞を受賞しても、“銀熊って何?”という感じでした。でも今は、銀熊賞がどういう意味を持つのかがよく分かります。それに若い頃は、仕事をこなせばあとはもういい、という感じでしたが、今は、誰と、どのように仕事をするのか、あるいは仕事をしないのかを選択する権利もあるし、決定権も増えました。性格的にはあまり変わっていないと思うけれど、環境は変わりました。でも、大事なのは私自身の心。プレッシャーは大きいけれど、自由に対して憧れを持ち、自分らしい生活を大事にする部分は変わっていないと思います。
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  • ライ:10年前も今も、ベルリン自体は変わりませんが……なぜ、ぴったり10年だったんでしょうね(笑)。それがとても不思議。色々な出会いの中で、全てが運命に定められていると思うことがあります。波間の舟と同じで、何も努力をしていなければ、嵐が来たときにはただ沈没するしかない。でも、私は努力して、大好きな芸術の世界を極めていきたいと、ずっと思っています。
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  • (09/3/4)

『花の生涯〜梅蘭芳〜』レオン・ライ、チャン・ツィイー

映画『花の生涯〜梅蘭芳〜』レオン・ライ、チャン・ツィイー

レオン・ライ/黎明
1966年、中国・北京生まれ。87年に歌手活動を開始、次々とヒット曲を出す。その一方で俳優としても活躍。主な出演作は『ラヴソング』(96)『インファナル・アフェアIII』(03)など 

 映画『花の生涯〜梅蘭芳〜』レオン・ライ、チャン・ツィイー

チャン・ツィイー/章子怡
1979年、中国・北京生まれ。チャン・イーモウ監督の『初恋のきた道』(99)に主演し映画デビュー。『グリーン・デスティニー』(00)『HERO』(02)『SAYURI』(05)などに出演

 

『花の生涯〜梅蘭芳〜』舞台挨拶 動画を見る/レオン・ライ、チャン・ツィイー、安藤政信

『花の生涯〜梅蘭芳〜』記者会見 動画を見る/チェン・カイコー監督、安藤政信、ユィ・シャオチュン、(ゲスト:早乙女太一)

動画マーク

 映画『花の生涯〜梅蘭芳〜』レオン・ライ、チャン・ツィイー

 

『花の生涯〜梅蘭芳〜』レオン・ライ、チャン・ツィイー

 『花の生涯〜梅蘭芳〜』
2009年3月7日よりピカデリーほかにて全国公開
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