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ちょっと触れておきたい舞台!2

2011年6月24日|カテゴリー: 日々のメモ

下町のチンピラ映画プロデューサー神田裕司です!

さて、
前回の続きね。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ率いる、ナイロン100℃の「黒い十人の女」ね。
これも6月に入って、クレイの嶌津社長からご案内頂いて観て来た。

随分、ケラさんも、追っかけさせてもらってる。
休憩も入れて3時間半レベルの長丁場の芝居を、素晴らしい笑いのセンスを散りばめながらきっちり毒を持って表現するオリジナル作品をコンスタントに発表してくる才能に、すっげぇ表現者だなっていう感嘆の思いで、毎回、観ている!

現代日本の舞台芸術を論じる上で、絶対外せない人であり劇団ね。
誰もが認めるトップランナーの中のトップだかんね。

ただ、今回は趣が変わって、あの市川崑監督作品「黒い十人の女」の映画の舞台化だ!

オリジナルじゃ、ない!

で、どうすんだろってことで、青山円形に足を運んだ!

いやぁ、でも流石!
俺は映画も昔観ているんで筋立てがほとんど分かっている分、今回は、舞台の演出そのものが裸になって浮き上がってくるように見えたんだけど。
よりストレートに、改めてそのケラさんの才能をみせつけられた一本になった!

もともとケラという芸名で音楽もやっていたケラさんの音の使い方そのもののセンスは、独特だしね。
映画原作ってことで、映画全体に対するオマージュもあるのか、今回は珍しく映画「鬼畜」のテーマ音楽等映画音楽も随分効果的につかってたなぁ。

んでもって、台詞と各種効果とを鋭く連動させる演出はやっぱり独特の音楽的なリズムがあって格好いいし、それ自体が笑いになっていたり狂気になって行ったり、微妙な違いでそれらを自在に使い分けて表現するから、がんがん打ち込まれる意外性の中で、観客が話や世界観に巻き込まれて行くといったいつもの構造は今回も健在!

なにより、象徴的に音楽とアクションだけでイメージを伝える演劇独特のシーンの演出のクォリティーの高さには圧倒されたな。
俳優一人一人のちょっとした動きや表情まで計算されつくされていて・・・、とっても複雑で美しいし・・・、
こんなに、上手いんっすね!
改めてビックリしやした!
さらに、進化してるんすかねぇ・・・。

まだまだ当分、演劇界を引っ張って行きそうな感じ有り!

付け加えると、俳優陣もすっごいよ。中でも、今回はみのすけさんがスーパー大活躍!

最後に、
久々、帝劇で!
100周年記念公演「レ・ミゼラブル」ね。

これは、知人の女優、折井理子さんが見事オーデションでコゼット役に抜擢されたんで!
その約2ヶ月半に及ぶロングラン公演の折井さん出演Ver.の千穐楽に行って来た!

凄いよね。
12000人の中から選ばれてるんだからね。
この人たち!

で、折井さんが見事射止めたコゼットね。
コゼットってのは主役のジャン・バルジャンの娘で、その無垢な存在自体がジャン・バルジャンの心情と行動全ての起点になっていくというとっても重要な役!

芝居のオーラスは、コゼット役の彼女とその相手役のマリウス二人が舞台中央で出演者全員に囲まれながら全員で歌う大コーラスだかんね。
俺ぁ~、内容ってよりも、自分の娘が出演しているような気持ちでドキドキしながら観ていたので、そのシーンではさすがに泣きそうになっちゃったよ!
こちらも休憩ありの3時間半に及ぶ長丁場!
生オーケストラは入るし、圧倒的な物量で押し流してくる昔からの翻訳物ミュージカルの王道スタイル!

いや、先ずは、
このすっげぇ舞台にど真ん中で関わり、凄まじいプレッシャーの中で最後まで突っ走りきった折井さんに拍手!!
それだけで、個人的には十分楽しめた一時だった。

ただ、
舞台のそのものについては、どうだったんだろうとちょいと疑問が残る出来だったかなぁ。

シナリオも甘いし(ま、あの原作をよくまとめたなったことではしょうがないんだろうけどね。それはわかってるんだけど、敢えて)なぁ。

演出そのものは、25年前にかけたロンドンオリジナル版ってことでやってるようなんだけど、確かに音楽も古い、ってか単調だし、歌詞も音に乗ってない感じなんだな。
そのせいか、はたまた、ただ単に技術が無いせいか、肝心な俳優さん達のレベルが相対的に低くみえるんだよね。

いや、
確かに物量を象徴する美術だけはすごかったけどね。
大掛かりって意味では。
だっけど、それ観に来てるわけじゃないしな。

あっ、照明も良かった!
暗部を活かすプランで、ビカッと全面をフラットに明るく照らす演出とは違い、薄暗くって雰囲気がある。
ちょっと目の悪いお年寄りなんかからは、よく見えねぇって苦情が出てきそうな吊り方してんのね。
にもかかわらず、かえってゴージャス感はあるし。
もちろんきちんと大道具と連動してる!
25年前だったら確かにこれは斬新だったかもしれないね。これは今でも通用する最先端のプランだと思うし、なにより好みッス!

それ位だったかな、観るべきものがあったとしたら。

ただこれって、やっぱり本末転倒な感じだよね!

舞台は役者こそ命だよ!
その役者の演技を引き立たせるために全ての効果があるはずなんだけど、効果ばっかりが目立っちゃうってのは、なぁ。

最初から最後まで、俳優達は自分たちだけやった感があって気持ちいいから、自分にうっとりしてるしなぁ。困っちゃったなぁ。
終演後は恒例の客席スタンディングオベイションだし。

これ、なんかの儀式????

席立たないと周りの関係者達から睨まれるしね(恐ッ!)
ブラボーとか言っちゃったりして。
ブラボーじゃない、っうの!

このレベルの舞台ででこんなことやってちゃ、なぁ。
スタンディングオベイションは、慣習でもなければ、礼儀でもないと思うんだけど・・・。

もともと、そんな文化無いでしょ、日本に。
むしろ反対だよね。
ダメな稚拙な芸に対しては、日本人は拍手どころか席に深く沈んで舞台に向かって足袋をみせて否定したって話しがあるくらいでね。
そうやって悔しさの中から芸人は芸を磨いていったって、なんか落語家の話であったぞ!
そうやって客が芸人育てたってさ。

これじゃあ、猿真似以外のなにものでもないよな。
明治時代に鹿鳴館つくって欧米化しようとして笑われて失敗した井上外交みたいになっちゃってるぞ!!って、分かりにくいかっ?(笑)
板についてないのよ、とにかく!舞台だけに!って、これも分かりにくいかっ!(笑)

これじゃ、ダメだよ。
俳優は育たないし、客は本当の意味で心が震えるような舞台の奇跡を知らないしね。
舞台なんてこんなもんだと思ってる。
こんなもんで、こんな具合に立って拍手しとけば良いって思ってる。

こんなもんじゃないんだよ!

芝居ってのは!

観に来たあんたの人生を根底からひっくり返してしまう程の人生の中の宝物のような体験があるはずなんだよ!
そんな芝居に出会った時には、もはや席でじっとしていられず、思わず立って拍手してしまう!
なにか、その素晴らしい体験をさせてくれた舞台の人に向かって言葉をかけたくなる、叫びたくなるってのが、舞台なんだよ!

それなのに・・・、なんだよ、これ!

・・・なんかどうしようもない感じだったかな。正直言うと。

舞台後、
折井さんの楽屋にご挨拶に行ったら、そりゃあ、折井さんの千穐楽ってことで、ご挨拶の関係者でいっぱい!
その中で、舞台関係者だと思うんだけど、折井さんを待ってる間中、ずっと自分の自慢話ばっかりしている「俺はもう監督だから・・・、俺の教え子は・・・」みたいな!、若年寄みたいな40代位のおっさんが連れの若い女の子相手に一人ではしゃいでるのがいてね・・・。ん、こいつプロなのかな?学校の先生か?なんかそんな感じで、こんな奴らが作ってるんだもんな・・・、ま、そんなのも含めて、なんかこの舞台全体の印象が、なんだかなぁ~~・・・。

これまたいつもの俺の体制に対する反骨精神が多分に混ざっての印象だとは思うんだけど・・・それにしてもなぁ。

俺は、味方がいなくて単独で頑張っているやつとか、弱いけど戦いを挑んでいくやつ等が好きなんだよね。
よくやっているな、と!ってか、すげぇ~~って思う!
それに対して、恵まれた環境にいてのんびりしているやつ等をみると、
「そんな豊かな環境でやってるんなら、言い訳出来ねぇぜ。」
「そんなレベルで納得してんじゃねぇっ!」とついつい毒を吐きたくなってしまうわけで・・・。

ま、恨み言はこのくらいにして(笑)

折井さんのメジャーデビューを素直に祝おう!!

いろいろ勝手なことを言ってはいても
この舞台は日本で最上位に位置する舞台であることに間違いなんだから。
いや、だからこそ、もっとしっかりしてくれって意味で、期待値が高いだけに一言奏したのよ。
誤解しないように!(笑)
ちゃんと、日本のエンタテインメント界をリードしてくれっ!って意味でね!
大阪商人丸出しの、自分だけが儲かれば良い的なことじゃなくてさ、お願いしますよ!ホントに!

また、始まっちゃった・・・。

折井さんのことだった!

そんな素晴らしい役を(いや、ホントにね!)自らの力でつかみ取った折井さんに、
貴方の素晴らしい第一歩に!
おめでとう!

これ、ロビーに張り出されていた折井さんのメッセージね!

あっと、
忘れちゃいけない。
阿部能丸さん出演の、新宿風紋でっていうお店でやった
月蝕歌劇団の
白夜月蝕の少女航海紀ーシリーズ3ー「回転木馬共和国の逆襲」にも行ったんだった!!

この写真朝日新聞掲載ね! 左がいつもの阿部能丸さんね!!

原発の問題がんがん出て来て鋭い鋭い!観ているこちらもヒヤヒヤドキドキ!!
この位、思想が無いと、やる意味ねぇよな!

大、大、大拍手!!!

政府や関係者に命狙われる位な台詞が飛び交ってます!
つか先生の飛龍伝の中の台詞でもありやした。

「そんなに原発が安全、安全っていうなら、皇居の真ん中に建てりゃあ良いじゃないですか!」ってね。

命がけで芝居してるよね。
これこそ、スタンディングオベイションっすよ!!

あと、あと、
アトリエヘリコプターでやった
ザ・プーチンズの完全脱力系舞台「川島さる太郎の自己破産」も拾い物でしやした!!!

才能は、小劇場にあり!
急げ!

お後が、よろしいようで!

センス溢れる芝居を立て続けに!1

2011年6月17日|カテゴリー: 日々のメモ

下町のチンピラ映画プロデューサー神田裕司です。

今年は、なかなか面白い舞台に出会えなかったんだけど、ここ数週間で続けて紹介したくなる芝居に会えたので、そんなこと、をば。

先ずは、
5月29日まで三軒茶屋のトラムでやってたイキウメの「散歩する侵略者」ね。

このイキウメは、注目の前川知大作・演出でトップ劇団の一つッス!
今までもこの劇団の芝居は何本か観せてもらっていたんだけど、正直言うと評判ほどピンとくるものがなかったんだな。
でもここまで評価があるからにはなんか有るはずだと思って、通ってたんだけど・・・、あの五反田団の時のようにね。
んで、
これ、ビンゴ!

ま、オリジナルストーリーでここまでのクオリティー出せれば、やっぱ、完全に作家の領域だよね!劇作家に止まらずね。

演出的には、こうなるかなぁ?と俺ならこうする的な意見は多少あったりしやすが、そんなことより作家性の強い脚本の圧倒的勝利ってことで、オススメっす!
北九州での公演はこれからみたいなので、お近くの方はどうぞ!
今の東京の最先端の演劇の一本です!

そんで、次!
がらっと趣を異にして、
Musical in Muftiの第一回リーディングミュージカル「SUPER MAN」!
これは、俺も初めて行ったんだけど、中野富士見町にある「ザ☆キッチンNAKANO」というどうみても住宅用のマンションの6階にあるスタジオ?で!

大作ミュージカルに精通していてご自分でもご実績のある俳優事務所サンビームの鈴木社長から「これ面白いから、来れば!」とご案内頂いたので、いそいそと出かけてみた。

実はそんな鈴木さんの紹介でも、ちょっとどうかな・・・と不安には思っていたんだよね。
「SUPER MAN」って、あのクラークケントが出てくるお馴染みのあれでしょ?!
んでもって、大手東宝や四季なんか常連の俳優さん達が小劇場ってかマンションの一室でしかもリーディング公演????
んでもって、ミュージカル???
なんだか分からないけど、大丈夫、だろうか・・・??
と、不安を抱えながらのリーチでしたが。

いやぁ~~~たまげた!!
素晴らしい~~~出来でした!!!

拝見したのは、最終日ラストステージってこともあって、皆さんのびのびと、ってのもあったと思いやすが、なんというクォリティー!!!!
前回ほめ殺しかなと誤解を受けるくらい誉めたたえた今年のナンバーワン映画宣言を既に出してしまった映画「ゲキシネ、薔薇とサムライ」に引き続き
今年の舞台のナンバーワンはこの「SUPER MAN」ってことで、決定かな!

今年半年経たずに映画と舞台の両ナンバーワンで揃っちゃったよ!!
弱っちゃったなぁ。

この「SUPER MAN」、
作、作詞、音楽、すべてむこうの翻訳物なのね。
翻訳物はあたりまえなんだけど、役の設定が外人の設定で書かれてるから(生活環境とか発想とか嗜好とかね)、どこまでいっても日本人の生理からは遠いところにあるわけで、どんなにメイクして衣装付けても違和感を覚えるだけで、なかなかその世界に入り込めないってる人は多いんじゃじゃないかな。
お約束としてこの人は外人なんですよ、そう観なさいよってな方向性は分かってもだ。

そんな面倒くさい心の作業が煩わしくて特に翻訳物の芝居(特に大手商業演劇のミュージカル)なんかはどうも嘘っぽくてダメって人がね。
嘘(創造上のお話ってことね!)の芝居のうえに、もう一つうその外人って要素を叩き込んじゃうから倍増化されて、気になる人は全く芝居の世界を受け入れられなくなってしまうって構造ね!
しかも日常ではありえないミュージカルがさらにさらに乗っかってくるわけで。

ただ、今回勉強になったんだけど、このリーディングってのは、基本、台本を持って読み聞かせるのが主流なので、そんな俯瞰から物語をとらえる感覚が上手く行くと、伝える側(演じる側)がお客さんと同じ目線になって同化する感じで、かえってすんなり入れたんだな。これ発見ね。
あのマンションの一室って空間も、演じ手と客が同化するのに一役買ってるね。

内容については、
なにより、出演者の本間憲一、入絵加奈子、はじめほぼ全員の素晴らしい技術、生パーカッション、ピアノの贅沢で効果的な音、んでもって、演出がとっても細かく工夫されていて、俺はリーディングの芝居は実は何回か観たことがあるんだけど、考え方が飛躍的に変わったね。
こんなに、仕込めるんだね。
下手な劇場芝居よりよっぽど気が利いていて、作品として圧倒的に成立していたなぁ。
いや、勉強になりやした!
物語自体もしっかり脚本が出来てたしね。
悪いやつをやっつける正義のヒーローってだけの子供向け物語だと思ってやしたが、人生とは何かとか生きるとはどういうことかという問いかけがきちんと含まれた一流の大人の脚本になってたしなぁ。
いやぁ、まいった。すげぇの一言っす!

このプロジェクトは、ゆくゆくは本舞台にかけるべく実験的な考えもあって今回行ったということだったんだけど、この空間、この距離感だったから素晴らしかったのかもという思いもあり、ちょっと複雑な感じは受けるね。
この自由で豊か、遊び心満載の芝居を、前回のゲキシネ『薔薇とサムライ」同様、一人でも多くの人に見てもらいたいということは変わらないんだけどな。

確かに芝居は、否映画でも、かけるコヤを選ぶってのはあるからね。
その質や方向性によって大劇場でやるべきものか小劇場でやるべきものか全然違うものになってしまうからね。

ま、ともあれ、このMusical in Muftiの今後の動きに期待大っす!

さて、
あと、まだ話したい舞台が2本あるんだけど、ちょっと長くなってしまったんで、次回に続く!!

これ、「SUPER MAN」やってた「ザ☆キッチンNAKANO」の前に出してあったご案内版ね!

ゲキシネはヤバい!新感線、サイコー!!

2011年6月3日|カテゴリー: 日々のメモ

下町のチンピラ映画プロデューサー神田裕司です!!

6月25日から全国公開されるゲキシネの「薔薇とサムライ」はちょっとすっげぇ~~~~よ~~~~!!!!!
現時点で日本最高のエンターテインメントなんじゃないかしら?!

先ず、先ず、先ず、先ずは、

天海祐希がこん~~~なに良いっていうかすっごいなんて知らなかったぁ!

しまったぁ~~~~!!
こんなに凄い女優だったんだねぇ。

彼女に関してはどうしても映画デビュー作「ミスティ」でのへったくそな演技しか出来ないイメージが強すぎたんで(先ず、襲われたとき、きゃ~~~~って叫べないんだもんね。感情も何も無くふつーに発音してるだけでね。なんだこの大根はッ!って、ね。)、なんで彼女がまだこの業界で生き残っているんだろう???と不思議にさえ思っていたんだけれど、今回このゲキシネを観て、その謎が一気に解けやした!!

ヨーロッパの王家の血を受け継ぐ?女海賊!(笑)を演じているんだけど、うん、確かにそう見えるんだよ!うん!
役自体がもうこれは、彼女にしか出来ないっしょ、てなくらいドンピシャなんだな、恐ろしいことに。
実際、他に出来る人いないでしょ、こんな役、まず。
スタイルも表情も抜群だし、衣装の着こなしから歌唱力と表現力も活き活きとしていて、基本が出来てる上に遊びと才能と実績と経験が更に乗っかって来てるんで耳にも目にも心地よく、本当に素晴らしい!!しびれる程安定してるしねぇ~~!

う~~ん、宝塚の実績はダテじゃなかったんだねぇ~~。
こりゃあ、若くして男役の大スターになったのも心の底から納得だわ!
天賦の才がありありだもんな。
(「ミスティー」の時は初の女役だったからな、きゃ~~なんてそれまで叫んだこと無かったんで出来なかったんだな、きっと。やっぱりありゃあ、ミス(ティ)キャスティングだ!(笑))

天海祐希に関しては、今までの俺と同じような見方をしていた人もけっこう多いと思うけど、是非、これ観てみて!
俺の言ってることホントだから。
ヤバいよ!彼女は!
これが女優だよ!
居たんだね、日本にも!!!

んで、古田ね。

古田新太は益々良いしね!
どんどんおっさんになって醜男になっていくのがまた格好良いんだよね。
こんな人いる?かっこうばっかりつけてるタレントばかりの日本の俳優の中で?
素敵すぎる。

どうどうのスターですよ!
ドンと真ん中に座っているんで舞台が引き締まるんだよなぁ。

仮に作品自体がブレたとしてもここ古田に戻ってくれば立て直せるっていう安心感がありありだもんね。
それでみんな安心して冒険出来んだよな。

それでもって、その古田自身がまた軽やかに要所要所で決めたり遊んだりしてるその緩急が・・・、うん、他に居ないなぁ。
殺陣は文句無いしね!スピード感というか躍動感があるしね。のんびりしないもんな。
むちゃくちゃ凄いよ!!

これからも、どんどん私生活浮気しまくっちゃって下さい。
んで、どんどん益々、艶のある役者になって欲しいなぁ。

日本にいない唯一のタイプの奇跡の組み合わせ、天海とのワンツーは、正にお宝競演だ!

さらにさらに、
音楽はもうサイコーの一言!!!
3時間半、鳴りっぱなしの全てのナンバーが大好物ですっ!
ハードロックとはこのことっすっ!
でもってうるせぇ音楽が少々苦手な初心者でも大丈夫!ちゃんと仲間に入れてくれる工夫も随所に入ってるしね。

なにより、脚本が見事の一言よ!
普通こんなダイナミックな話し、たとえ書けたとしても大味になってしまいそうなところ、まとめてくるし、アイデアもあり、その先に行こうと言う諦めないアプローチがちゃんとあるしね。
最後、スカッとするしなぁ。
大満足!!!

肝心の演出はすっげぇ~~~、かっこえぇ~~~の一言!
頭良いな、この人たち!!
阪芸出身の集団だからって侮ってたら、ホントに酷い目に遭いますぜぃ!旦那!
才能とセンスが有る上に命がけでやってるんじゃやないかなぁ。
今回改めてそんな風に思いやした。
もう誰も追いつけないところに行ってしまってるんじゃない?!

他の出演者達もゲストやレギュラー陣は、もちろん末端まで素晴らしいし、特に、浦井健治、森奈みはる、橋本じゅん辺りはこの凄い主役の二人に負けないくらい否むしろ食い気味でがんがん飛ばしてきてるし、大ベテランの藤木孝さんをもってくるところなんかはよくおわかりになっていらっしゃいますなぁといった感じだし、山本太郎や神田沙也加まで使いどころがぴったりでガッチリ活きてるしね。
美術、衣装、メイク、照明、各種効果の十分ゴージャスでしかも無駄が無く効果的に使われてるし、そんでもって、このゲキシネ用の編集までももカッコえぇ~~ときたもんだ!

完璧か?!完璧なのか!!!!

これは日本のエンターテイメント界を救う救世主かも?
マジで!

ただ、ゲキシネといっても、この劇団☆新幹線作品じゃないとここまでのグルーブ感は出ないかもしれないんで、唯一無二の存在になって行く可能性大だね!

いやぁ、恐れ入りました。
こちとらが、悪ぅ~ございやした。
そんなことになっていたとはつい存じ上げず、はい。

もし俺がこのゲキシネを小中高校生の時に観てたら、完全にノックアウトされてますな。
高校時代にあのつか芝居を観た時のように!

これから多くの人の人生に影響を与えて行くんじゃないかしら?
つかさんの後継者は、形は違えど、やっぱりこのメンバーなんじゃないだろうか。

そんな風に思わせる力のある本物の作品でやす!

一人でも多くの人に観せたい日本を代表する作品っす!
ん、間違いない。

これこそ、劇場で、是非、どうぞ!
3時間半、まったく長く感じません!

最後はスタンディングしたいくらいッス!
そんな気持ち今までなかったでしょ!
ホントに生まれて初めてそんな気持ちになるかもよ!

今年の一本です!