昨年のヴェネツィア映画祭でも上映されていたイスラエル映画、
「LEMALE ET HA’CHALAL (FILL THE VOID)」を観てきました。
主演女優賞を獲った作品でしたが、
なかなかやはり難解な宗教映画でした。

地域性というか日本人の感覚からはかなり遠い、
原理主義的な宗教色が強く、
万人には受け入れづらい感じのするものでした。
以前紹介した「Terraferma」もそのようなニオイがしましたが、
結局「海と大陸」というタイトルで岩波ホールで上映されているようです。
ま、僕の予測ほどあてにならないものはないのかな?
イタリアも multisala と呼ばれるようなシネコンが主流です。
場所によってはアリの巣のように地下に劇場が張り巡っているようなところがあります。
たまにモギリもしないでフリーで入れたりするのはイタリアらしい。。
夕方の回やシルバーだと4.5ユーロ位から入れます。
通常の料金でも7-8ユーロですので 1000円もしないくらい。
日本に比べたらベラボーに安い。
もちろん映画の日もありますし、
1ユーロなんていう時もあったりします。
夕方の回は恐ろしいほどジジババが多いのですが、
それ以外の時間帯といえども、
とにかくおしゃべり好きのイタリア人ですから、
上映中も耳障りなほどの喋りをする輩もいます。
冒頭のCMと予告編は日本と同じように流れています。
最近では当たらないのですが、
以前はよく、上映の半分くらいで突然ブチッと暗くなり、
トイレの5分間インターバルが入る事がありました。
中途半端な時間なのでやり過ごすのも面倒です。
日本ですと比較的エンドクレジットが終わってから席を立つ人も多いですが、
イタリアでは本編が終わるや否や、
すぐに立つ人が多いです。
劇場によって作りや座席の並びがかなり異なっていたりする事も多く、
いろんな劇場で観て回るのも面白いかもしれません。
中央に通路がなかったり、急勾配の並びの座席などがあります。
イタリアでは外国映画は吹替上映が定番です。
またいろんな国の人がいるからでしょうか、
オリジナルの言語で上映する事もあります。
このケースは大抵英語で、
劇場と時間が限定されてくるのですが、
早口のイタリア語が追いつかない外国人にとっては、
嬉しいサービスです。
ちなみに映画祭などでは、
吹替ではなく電光掲示板にイタリア語か英語の字幕が出るのですが、
字幕があまり定着していないせいか、
とにかく字の流れ方が異常に早く、
これは追いつかない事も多々あり。
ポップコーンなどのお菓子はあり、
寿司デーで寿司を提供するなんて事もありますが、
映画のパンフレットなんかの関連商品は作られていないようです。
イタリアは商売っ気がありませんから。。
映画誌も主立ったところは Ciak くらいなもので、
他にもう一誌、見た事あったようなないような。
あとちょっとお高い輸入雑誌くらいです。
とにかくイタリア人は映画が好きですから、
ロードショーものでアメリカ映画のようなメジャーのものだけでなく、
イベント上映的なものも結構な数あるようです。
小さな映画祭は星の数ほどあり、
若手の作家の支援体制も相当なもんです。
またクラシックの特集で日本人の作品も上映される事も多いです。
単発の岩波、ユーロスペース、アップリンクがたくさんあるような感じです。
観客がたくさん入るのは、映画が安い事と、
友達同士の会うための理由付け、
日本ほどエンターテイメントのバラエティに富んでない事、
それから一番は芸術への憧憬が大きいようにも思います。

















































