2011年10月21日|カテゴリー: その他
日本から世界を変える技術がまた一つ登場した。
この衝撃は、シートタイプの磁力線を持つモーター発明以来の革新的技術と同等、若しくはそれ以上。シートタイプのモーターの構造は至って簡単。シートに極薄の磁力線を埋め込み、それを重ねるだけ。巻き芯方式に比べ格段の小型化が実現出来た。
この技術があってこそ、ソニーのウォークマンが作れたし、この会社があってこそ、IPUの冷却が可能になったし、携帯のバイブレーション機能が達成できたのである。その会社の名前は、株式会社シコー技研。インテルの重鎮が同社を訪れた時は、技術力の高さとボロの社屋(古い木造アパートのような)とのギャップに驚いたと。
まあ過去のことはこれだけにしておいて、
今回注目している技術は、間違いなく世界のエネルギー産業を変える。
その技術は、“無抵抗発電”だだだだっ!
端的に言えば、自転車の発電機を使用すると脚力の大きな抵抗となるが、それが無くなるということだ。技術は至って簡単で、磁力が反発する力を複数の磁極を使って相殺する。つまり、リニアモーターのように、引き合う力だけを乗り換えていき、運動能力に置き換えるというものだ。当方、“無抵抗発電”という文字を見たとき、瞬時にして構造がイメージ出来たくらい単純な技術である。
面白いことに、これを発明したのは技術開発の専門家ではない。元建設請負会社のオッチャン(72)なのである。自転車の発電機の抵抗を軽くしようと思ったのが開発のキッカケだったらしいが、これは火力・風力・自動車などの発電機のエネルギー効率を20%近く改善することは間違いない。つまり、発電機を刷新するだけで、発電で発生する世界中の二酸化炭素の量を大幅に削減できることになる。
こんな単純なひらめきと発想で、世界の根本を変えるだけの基本技術が残っていることに驚嘆せざるを得ない。宝くじで1等を引き当てるより確立より遙かに低い。
間違いなく、発案者の平松啓司さんは数年後のノーベル技術賞だと思う。
今後もこの技術の熟成を見守って行きたい。
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2011年10月11日|カテゴリー: 文化探索
沼田元気氏には「悪魔の毒々モンスター・東京へ行く」の制作時に佃島の住吉神社での撮影で出演を頂いた。確か永井豪氏のシンーンも同日撮影した記憶がある。その当時沼田氏は、盆栽アーティストとして、盆栽を頭にかぶり、鉢を身にまとい、一風変わったパフォーマンスを展開していた。サブカルの教祖に出演を快諾してもらったことは私にとっても光栄だった。
その沼田氏が最近、「こけし時代」という雑誌を創刊されたようで、往年のファンとしては早速購入を決めた。
http://www.kokeshka.com/images/kokeshijidai.pdf
「何で、こけし?」という問いは愚問である。
強いて言えば、みうらじゅん氏やいとうせいこう氏らの仏像愛好家と異なった世界間を抱いておられるとしか言えない。実は、私も常々古寺に行きあうと、境内に立ち入り仏像を拝観する。そして、仏像と対峙した当時の仏師のこころを、仏像の表情から察する密かな娯楽にふけっている。沼田氏は“こけし”をフューチャーし、更に“時代”までつけて、「仏像最高!頂上!」っておもっていた私の角質化したこころを木っ端微塵に吹き飛ばした。
沼田元気氏は日本のクリエーター界のスティーブ・ジョブスだ。
そんな方に、丁寧語をもって敬意を表明するのは最低限の礼儀だよ。
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2011年9月16日|カテゴリー: 映画映像
漸く準備稿を書き上げた。
構想的には十年前から里山の復興をテーマにした企画を考えていて、三年前に農業に焦点を絞って書き始めた。農業を題材にしたエンターティメント映画である。書き始めた当初は折しもプチ農業ブームで非常にタイミングが良かった。ありがたいことに、協力を申し出てくれるプロデューサーもいた。
しかし、ロングシノプシスを書いているうちに違和感がつのってきた。それは書き込みが進むにつれ、原点である里山への思いから遠ざかって行くことにあった。所謂、時流に迎合させている感じで、それは虫唾が走るほど自分が嫌いなことだった。それと、映画全体を包み込む、もっと総合的な視野がないとこれ以上は進めないなとも感じていた。全ての作業を中断した。
三年の時を経るなかで、作品を構成する要素が二ヶ月前にほぼ固出そろった。そして、映画では描ききれない世界は全三部作の漫画の二部以降に託すことで落ち着いた。今回の映画は、その第一部として「新世界」とサブタイトルをつけた。
この映画には自然を満喫していた幼少期の自身の体験を多く盛り込んだ。四季が織りなす環境のなかで人が育っていく、定点観測的な手法も重要なポイントかも知れない。多少下劣な箇所もあるが、まあ、そこは大義に押し込んで貰えれば、逆に親しみをもって貰えると思う。
しかし、原作ものでないと企画が通りにくい映画の世界。だったら、自ら原作者として打って出ることも考えないといけない。
これから先がむしろ大変なのだ。
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2011年9月9日|カテゴリー: 映画映像
どんな話題からスタートしようかと悩んでいた。番犬代わりになっていた、隣の柴犬が少し大人になって人慣れして役に立たなくなったことでもないだろうと思って、以前、録画しておいた、「ブレードランナー」をみた。VFX全盛の今においてもSF映画の最高峰と言えよう。公開当時から幾度となくみて、セリフすら覚えている。原作は、フィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』である。
この映画の最も印象的なシーンは、ルトガー・ハウアー扮するバッティが、自分を殺しに来たデッカード(ハリソン・フォード)の命を救い、アンドロイドでしか体験出来ない宇宙の美しい光景を、雨の屋上で絶命間際に語る叙情的シーンである。
この映画をみたあと、報道番組に切り替わった。西側メディアにより、奪還されたばかりのトリポリの政治犯収容施設、アブ・サリーム刑務所の実状が生々しく紹介されていた。カダフィ派の軍人が反政府勢力民を拉致し、ここで拷問を繰り返していたことを、当時の収監者の証言を交え政府軍の非道をレポートしていた。収容人数はざっと3千人を超える。
遡ること7〜8年前。カダフィはアメリカへの強硬路線を急転換。潤沢なオイルマネーにモノを言わせ急速な経済発展や、当人が88年のパンナム機爆破に関与したにも関わらず訪米も実現した。この転換に乗じてCIAは、リビアの反政府勢力がアルカイダと連携しているという情報の元に、リビア政府と連携しアブ・サリーム刑務所で、現地の手法で尋問を行っていた。昨年末までの話しである。
また、反政府軍がトリポリを奪還して日が浅いにも関わらず、フランスはリビアとの間でリビアにおける原油採掘権の35%を取得したと報じた。それは、福島の原発事故でサルコジがアレバ社のCEOを連れて、人道的な協力のふりをして原発汚染水処理業務を受託しようとしたことに似ている。
「ブレードランナー」の美術や死生観には、東洋的な指向が色濃くみえる。バッティもデッカードは政治や産業構造の歪みのひとつの象徴であるが、人はこうあるべきという問いに明確に答えている。一方、国家やその国益という名の憑依に、それを支配する個人の慎みのなさを憂慮せざるえない。
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